10代の頃からフケに悩んでいたが、最近になってその原因が「乾癬」であることが判明した。
もし早く大きな病院の専門医に診てもらえていたら、もっと早く治療を始めることができたかもしれない。この記事を読んでいる方で、友人が同じような症状で悩んでいる場合、大きな病院で専門医の診断を勧めてあげて欲しい。
乾癬とわかるまで
高校生のころ、肩に目立つフケができて悩んでいた。濃紫色の学ランを着ていたので白いフケが肩についているのが非常に目立っていた。大人になっても全然フケが収まらなかったので諦めてしまって、数年ごとに思い出しては皮膚科を受診してローションをもらっては塗って収まらないを繰り返していた。
2011年、小岩に住んでいた時、皮膚科のクリニックで「脂漏性湿疹」と診断された。医師から持田製薬のコラージュフルフルを使うことを勧められ、実際に使用したところ、フケの量は減ったものの完全には消えなかった。
以降も、数年ごとに皮膚科を受診しては症状の改善を図ったが、根本的な解決には至らなかった。
コロナ禍が始まったあたりから、額に赤色の発疹が出始め、その部分からフケが落ちるようになった。いままでは頭皮から肩だったので目立たなかったが、さすがに顔から落屑があると意識してしまう。今年の夏に近くのクリニックでステロイド軟膏を処方してもらったところ、逆に発疹のエリアが増えてしまい、炭治郎のアザのような見た目になってしまった。
再受診したところ、詳しい診断が必要とのことで、大きな病院の皮膚科へ紹介され、「尋常性乾癬」と診断された。
乾癬とは
乾癬(かんせん)は、慢性で難治性の皮膚疾患である。
日本人のうち1,000人に1人の割合で発症しているようだ。全国で 10万人いると言われている。この病気は、皮膚の表面に赤みを帯びた、鱗屑(りんせき)様の発疹ができることが特徴のようだ。
さくさんは最初に「脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)」と誤診された。乾癬と脂漏性皮膚炎は症状が似ているため、誤診されることも少なくないようで、ステロイド軟膏を塗ったところ、逆に発疹エリアが増えるケースはよくあることらしい。
また、乾癬は感染症ではないため、他人に感染することはない。
乾癬は感染しない。ダジャレか……
乾癬の治療
さくさんは、ドボベットフォーム(活性型ビタミンD3とステロイドの外用薬)を処方された。
1日1回寝る前にスプレーするだけで、1週間くらいで赤みは消えた。しかし、乾癬は根本的に治る病気ではなく、症状を抑えるためには長期的な治療が必要である。
まとめ
長年症状が改善しない場合、早めに専門医に診てもらった方がよい。早期発見、早期治療が重要である。