酢ろぐ!

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「探す」アプリ対応の紛失防止トラッカーを増やした

2021年4月末にApple AirTagが発売された。当時はMAMORIOを使用していたが、忘れ物検知能力と追跡能力がAirTagと比較して劣っていた。あまり期待せずに購入したAirTagだったが、追跡能力が高かったため、AirTagに乗り換えることにした。当時の経緯については「いままでMAMORIOありがとう!AirTagに移行しました」に記述してある。

Apple AirTag

Apple AirTag

  • Apple(アップル)
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2022年にはAnker Eufyを筆頭にサードパーティ製の紛失防止トラッカーが次々と発売されるようになった。2024年現在では、聞いたことのないメーカーのトラッカーが1,300円程度で売られているほどだ。

色んな紛失防止トラッカーを試した

さくさんは、しばらくはAirTag 4個で運用していたが、詳細な場所が分からなくても、大体どの辺りにあるのかが分かれば良いケースがあることに気付いた。まず「Security SmartTrack Card」2個、その後「Security SmartTrack Link」1個を購入した。カード型トラッカーは財布や社員証につけた。

Anker Eufy製の定価2,990円の「Security SmartTrack Link」と定価3,990円の「Security SmartTrack Card」である。時々Amazonのセールで20〜30%オフで割引販売されている。普段は定価販売されているので、Amazonのセールに合わせて購入するのが、最も安く買えるだろう。

さらに、重要度の低い鍵用のトラッカーとして、聞いたことのないメーカーMOKING製で1,300円で売られている「SmartTrack」を購入した。この商品は定価2,600円だが、常時半額クーポンがあるため、1,300円で購入可能である。

MOKING SmartTrackを探すアプリで確認すると、製造元は「Shenzhen Mingmao Technology Co., Ltd.」と表示されている。廉価版トラッカーの外見は様々だが、チップセットの開発を行っている会社はひとつかもしれない。

トラッカーごとの価格差の違いの理由について考えた

しかし、「探す」アプリ対応の紛失防止トラッカーのこの価格差の理由については悩むところが多い。2年ほどサードパーティ製品を利用しているが、今のところ追跡精度などに問題を感じたことはない。

なぜこれほど価格差があるのかを考察する。Apple AirTagはApple製品エコシステムで動作するため、高い互換性と安定性が期待できる。特にAppleデバイスを主に使用している人にとっては大きなメリットだ。AirTagのビルドクオリティは、製品の耐久性と信頼性が高い。

Anker Eufyの製品は、価格を抑えながらも機能的なニーズを満たすことに焦点を当てている。これらの製品は、特にコストパフォーマンスを重視するユーザーに適している。

さらに、MOKINGのような無名メーカーの製品は、より低価格で販売され、基本的な追跡機能を提供する。これらの製品のビルドクオリティやアフターサービス、長期的な信頼性については疑問が残る。初期不良であればAmazonに返品すれば良いが、時間が経って不具合に気付いたとしても、サポートは受けられないだろう。

まとめ

最終的には、ユーザーが何を最も重視するかによって選択が異なる。Apple AirTagは最高の品質と信頼性を求める人に、Anker Eufyは中間的な価格と品質を求める人に、そしてMOKINGのような製品は最も手頃な価格で基本的な機能を求める人に適している。

前述した通り、追跡精度に差を感じたことはない。Apple AirTagのみは超広帯域無線通信技術「UWB(Ultra-Wide Band)」に対応しているため、高精度測位が可能である。AirTag以外はUWB非対応である。

さくさんは、状況に応じて使い分けている。大切なものにはAirTag、普段使いにはEufy、そして重要度が低いものには無名メーカーのトラッカーを使用している。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、紛失防止トラッカーを選んで欲しい。