我が家のデグーは9月に225gあった体重が171gまで急減した。「もうダメかもしれない」と思ったが、11月13日夜から強制給餌を開始し、4日で188gまで回復。毛並みも元に戻ってきている。
この記事では、急いで強制給餌を始める必要がある方のために、実際に効果があった方法をまとめた。
うちの子、強制給餌が必要?の判断基準
以下のような症状が見られたら、すぐに動物病院を受診してほしい。
- 体重が短期間で10%以上減少している
- まだ若いはずなのに 毛並みがボサボサになってきた、艶がなくなった
- ペレットや牧草を食べる様子が見られるが体重が増えない
- 口の動きが不自然、口を閉じられない、よだれが出ている
- 元気がなく、じっとしている時間が増えた
体重の急激な減少や毛並みの変化に気づいたら、自己判断せず必ず獣医師の診察を受けること。
獣医師からの指示
我が家のデグーの場合、不正咬合で前歯を切ってもらったが「噛むと痛むのかご飯を食べなくなるだろう」と伝えられた。獣医師からは以下のように言われた。
「食べられるものだったらなんでもいいから与えて、体重を元に戻るまで続けてください」
まずは生命維持が最優先で、栄養バランスは体重が戻ってから考えれば良いとのことだった。
購入リスト - とりあえずこれだけあればOK
以下は我が家で獣医師の指導のもと使用している製品である。あなたのデグーに最適な給餌内容については、必ず獣医師に相談してほしい。
必須アイテム
ベジタブルサポート(メニワン)
デグーの強制給餌の定番。これがあれば基本的にOK。
シリンジ 5mlと1ml
基本的には使い回しができるが、何回も使っているとプランジャー(押し棒)をスムーズに押し出せなくなるため予備を常備しておきたい。
あると良いアイテム
ヤギミルク(コジマ)
栄養補給・カロリー補給に使用。タンパク質が含まれているので、体質に合わない場合や回復してきた段階では使用を控えたい。
ウサギ用ライフケア(イースター)
我が家では使わなかったが、ベジタブルサポートの代わりに与えてる方が多いようだ。
青汁(粉末タイプ)
水で代用可能だが、栄養価を高めたい場合に。
シリンジ選びのポイント
- 5ml: 容量が大きい。穴が大きいので溶いた粉を入れやすく、1mlシリンジに移し替える際にも便利
- 1ml: 押し出す力が少なくて済む。片手でデグーを保定しながら給餌する際に便利
- おすすめ: 慣れるまでは1mlのシリンジを使う
シリンジの品質について
最初はAmazonで売っているノンブランドのシリンジを使っていたが、押し出す時にスムーズでなかったため途中でテルモ製に切り替えた。医療用シリンジなのでスムーズに押すことができる。
実践編 - 給餌の手順と配合比率
今回初めて強制給餌をおこなった。試行錯誤の結果、我が家のデグーが食べてくれる配合比率がわかった。
成功した配合比率
粉1:水3.5の割合
我が家で最も成功した配合:
ヤギミルク: 0.6g ベジタブルサポート: 1.4g 青汁: 3g 水: 4g ───────────── 合計: 9g(粉2g:水7g = 1:3.5)
シリンジへ移し替える時に少し量が減る。シリンジに詰められる量は6〜7gくらい。デグーの様子に合わせて分量を調整してみてほしい。
濃度調整の失敗と成功
❌ 失敗した配合(粉1:水3)
- 粘度が高すぎてデグーが飲み込めない
- 青汁パックの後半は粉が多く含まれるため、水分比率が減ってドロっとしてしまう
- 給餌に時間がかかり、デグーも疲れる
✅ 成功した配合(粉1:水3.5)
- 適度な粘度で流し込める
- デグーが嫌がらずに飲み込んでくれる
- 慣れれば13分程度で給餌完了
給餌の手順(ステップバイステップ)
準備
- 配合した餌をシリンジに入れる
- デグーを虫籠に入れて体重を測定・記録する
給餌
- デグーを保定する(タオルで軽く包む。プロではないので無理な保定はしない)
- 最初は嫌がるが、しばらくすると落ち着く (この時間がかなりつらいと思うが耐えて欲しい)
- シリンジで少しずつ口に入れる
- 飲み込むのを確認してから次を入れる
- 一度に多く入れると誤嚥の危険があるので注意
給餌後
- 体重を測定してどれくらい食べたか確認
- 記録をつける(時間、体重、食べた量など)
給餌の頻度
我が家の例: 1日5回(8時半、12時半、16時、19時、23時半)
強制給餌はデグーにとっても人間にとってもかなりストレスのかかる作業となる。体重が安定してきたり1回あたり食べる量が増えたら回数を減らすことも検討したい。
参考: 我が家の強制給餌記録
11月13日夜から強制給餌を開始したが、本格的に記録を取り始めたのは14日から。体重が最も危機的だった14日〜15日の記録を公開する。なお、13日は病院に連れて行った日で、病院で点滴を打っていたため体重が少しだけ回復していた。
▶︎ 11月14日の記録(クリックで展開)
11月14日の記録
8時頃
ふやかしたペレットを食べていた。 強制給餌も試みたが、2ml程度しか食べてくれなかった。
12時
ほとんど食べてくれず。体重を測ると171gまで落ちていた。 せっかく増えた体重がガッツリ減っている。これは本当にまずい。
14時
配合を変更することにした。
- ヤギミルク:0.3g
- ベジタブルサポート:0.7g
- 水:3g
つまり粉と水を1:3の割合にして、より飲みやすい濃度にした。 シリンジのメモリで2ml分。久しぶりに完食してくれた! 体重は175gまで戻った。
16時
1:3の割合で倍量を作成。 今回はもっとカロリーを摂ってほしかったので、水の一部を青汁に置き換えた。
- ヤギミルク:0.6g
- ベジタブルサポート:1.4g
- 青汁:3g
- 水:3g
この配合で与えた。6〜7gは食べてくれたようだ。178g。
19時
食後184g。
23時半
残りの青汁がどうも粉濃度の濃い部分が残っているようで、1:3の割合で作ると粘り気が強い餌になってしまう。水分を足して飲ませるように与える。 食後183g。
14日の結果: 171g → 183g(+12g)
▶︎ 11月15日の記録(クリックで展開)
11月15日の記録
8時半
給餌と朝の薬。 食前182g、食後186g。保定後すぐは食べてくれず、しばらくすると落ち着くのか食べる。やはり、かなり緩めに作らないと食べない。 昨晩置いたふやかしペレットは2.5個なくなっている。
12時半
青汁は底に溜まっているのか1:3の割合で作ると、粘度が高くてうまく飲み込んでくれない。
ヤギ0.6g、ベジサポ1.4g、青汁3g、水4g(合計9g)と、水を少し足してシャバシャバにしてみた。粉1:水3.5。これだと適度な粘度がありつつも流し込めるので食事介助が早く終わる。
かなり慣れてきたので、虫籠に入れて強制給餌を終わるまで13分でできるようになった。
食前181g、食後187g

17時
全然食べてくれなかった。食前185g、食後186g
22時
一度ご飯の存在に気付くとスムーズなのだが、シリンジを向けられると攻撃されると思うのか酷く暴れる。保定スキルはかなり上がったが、本人が咀嚼拒否すると1時間近くかかってしまった。
食前182g、食後188g
15日の結果: 182g → 188g(+6g)
我が家の「しろ」と「くろ」。体重が回復するに従ってしろの顔が落ち着いたものになってきた。

まとめ: 一番伝えたいのは「諦めないで!」
強制給餌で最も重要なのは濃度調整と諦めないことです。
3つの重要ポイント
- 濃度: 濃すぎると飲み込めません。薄すぎると誤嚥の危険があります
- 頻度: 最初は1日5回程度で、体重が安定したら回数を減らしてください
- 記録: 毎回の体重を記録して変化を把握してください
回復のサイン
我が家のデグーの変化(11月13日夜〜16日の4日間):
- 体重: 171g → 188g(+17g)
- 毛並み: ボサボサだった毛並みが元に戻ってきました
- 活動: 少しずつ元気になってきています
毛並みの回復は、体調が良くなっているサインです。体重だけでなく、毛艶や活動量も観察してください。
最初は大変だけど
- 初日は時間がかかって当たり前です
- デグーも飼い主も慣れてきます
- 慣れれば15分程度で給餌できるようになります
元気なうちから準備を
今は元気でも、いつ体調を崩すか分かりません。ベジタブルサポートとシリンジは常備しておくことをおすすめします。
いざという時、Amazonで注文しても届くまで1〜2日かかります。その間に体重がさらに落ちてしまう可能性があります。特に高齢デグーを飼っている方は、早めに準備をしておくに越したことはありません。
獣医師の言葉を信じて
「食べられるものなら何でもいいから与えて体重を戻す」
まずは生きること。栄養バランスは体重が戻ってから考えれば良いのです。
デグーの命を救うために、一緒に頑張りましょう。あなたのデグーの回復を心から願っています!
重要な注意事項
この記事は我が家の経験談である
- すべてのデグーに当てはまるわけではない
- 体調不良の際は必ず獣医師に相談すること
- 強制給餌の方法や使用する製品については、獣医師の指導を受けること
困ったときは
- 濃度が合わない → 水を0.5g単位で調整してみる
- 食べてくれない → 保定後、少し時間を置いてから再挑戦
- 体重が増えない、毛並みが改善しない → すぐに獣医師に相談
参考にした記事
銀河ちゃんはかなり賢くて保定なしでも強制給餌させてくれるらしい。この給餌を目標にやっていましたが我が家の場合は難しそうでした。






