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自費で帯状疱疹ワクチン「シングリックス」を打ってきた

自費で帯状疱疹ワクチン「シングリックス」を打ってきた

30歳後半から帯状疱疹が発生することが多く、おおよそ2年に1回くらいのペースで発症していた。痛みと不便さから、予防できるならしたいと常々思っていた。2020年10月には顔に、2024年8月には手のひらに発症し、特に手のひらの時は普通の虫刺されだと思って治療が遅れてしまい、治るのに時間がかかってしまった。

2023年6月にシングリックスの適応が拡大され、50歳以上だけでなく、18歳以上の帯状疱疹リスクのある人でも接種できるようになったことを知った。繰り返す発症に悩まされていたさくさんは、2024年8月の発症をきっかけに、本格的にワクチン接種を検討し始めた。

しかし、実際に接種しようとすると、帯状疱疹ワクチンを打ってくれる医療機関がインターネットではなかなか見つからなかった。見つかっても遠方だったり、かかりつけ患者のみという条件があったりと、ハードルが高い状況だった。そんな中、妻が近所のクリニックで働き出したため、値段を聞いてもらうつもりで相談したところ、とんとん拍子でワクチンの取り寄せ・予約まで進んでしまった。

非活性ワクチンと生ワクチン

帯状疱疹ワクチンには2種類ある:

項目 生ワクチン(ビケン) 不活化ワクチン(シングリックス)
対象年齢 50歳以上 50歳以上、または18歳以上で帯状疱疹リスクが高い人
接種回数 1回 2回(2ヶ月後に2回目)
費用 約8,000円 約2万円×2回
予防効果 約50% 90%以上
持続期間 5年程度 10年以上
副反応 比較的軽い 比較的出やすい

私は効果の高さを重視して、シングリックスを選択した。

シングリックスの一般的な副反応

臨床試験データによると、以下のような副反応が報告されている。

副反応 発生頻度
注射部位の痛み 約78%
注射部位の発赤・腫れ 約38%
筋肉痛 約45%
疲労感・倦怠感 約45%
頭痛 約38%
悪寒 約28%
発熱 約21%
胃腸症状 約17%

多くの副反応は2〜3日以内に自然に治まる。また、2回目接種時の方が副反応が強く出る傾向があるとされている。

1回目:副反応の経過

時間 症状・対応
接種当日(10月16日) 17:00 接種(左腕に筋肉注射)
18:00 早くも左腕に痛みが出始める
接種翌日(10月17日) 11:00 体温36.8度、腕の痛みあり
12:49 体温37.4度(微熱)、カロナール300mg服用、急激な眠気、倦怠感
15:30 体温37.3度(横ばい)
17:00 体温37.0度
18:00 体温37.0度、疼痛・筋肉痛・疲労・眠気が出現
18:50 節々の痛み、関節痛が増強
19:00 買い物から帰宅後、体温38.0度(ピーク)、カロナール600mg服用
19:40 体温37.6度(カロナールが効き始める)
21:20 体温36.8度(ほぼ平熱に戻る)
接種2日目(10月18日) 7:00 体温36.7度(平熱)、接種部位の痛みと筋肉痛は残存
7:30 左腕・肩・腰の痛みのため、カロナール300mg服用
12:00 接種部位の痛みは残るが、活動には問題なし

副反応まとめ

出現した症状

  • 接種部位の痛み(最も強く、最後まで残る)
  • 発熱(最高38.0度、約24時間で解熱)
  • 全身倦怠感、眠気
  • 筋肉痛、関節痛
  • 肩こり、腰痛

対処法

  • カロナール(アセトアミノフェン)
    • 300mg:軽度の症状に
    • 600mg:発熱や強い痛みに
    • 4〜6時間以上の間隔をあける
    • 1日最大4000mgまで
  • 十分な水分補給
  • 安静と休息
  • 患部を温める(温湿布、温かいシャワー)

学んだこと

  1. 副反応は予想以上に強く出る可能性がある
  2. 解熱鎮痛剤は「症状がある時に使う」のが基本
  3. カロナールを飲んでいても熱が出るということは、飲まなければもっと高熱になっていたということ
  4. 接種後は外出を控え、安静にすべき
  5. 副反応のピークは接種後24時間前後
  6. 2〜3日で徐々に回復する

2回目の予定

2回目は12月に接種予定である。1回目で副反応の傾向がわかったので、次回はきちんと対策したいと思う。

2回目を接種したら、この記事に追記する。