国立科学博物館で開催されている「大哺乳類展3」に行ってきた。
哺乳類の多様性と進化をテーマに、たくさんの標本や骨格が展示されていた。さまざまなコーナーで「収斂進化」が扱われており、同じ哺乳類でも進化の過程で多様な形態を持つようになったことが紹介されていた。クジラはカバに近いという話は聞いたけど、最近では鯨偶蹄目(げいぐうていもく)としてまとめて扱われるなど知らないことが多かった。
展示の見どころ
- 今回の大哺乳類展は「分類」と「系統」をテーマにしている
- 似ている見た目だけど違うグループ、似てない見た目だけど同じグループなど、貴重な標本をみながら学ぶことができた
- 展示の中心にある「哺乳類大行進」コーナーでは、約200点の哺乳類の剥製標本が並べられていて壮観であった
公式のTwitterアカウントでも紹介されており、「哺乳類大行進」コーナーはこんな感じである。「哺乳類大行進」コーナーの前半には可愛いネズミやイヌ・ネコ、後半にはクマや海獣が配置されているのだが、可愛らしさの差なのか後半は空いていた。
閉館後、照明を落とした会場もまた美しい🌝
— 大哺乳類展3-わけてつなげて大行進 (@mammals_3) 2024年5月11日
夜行性のみなさん、朝までにポジションに戻ってくださいね🦇
明日もお天気大丈夫そうです🌤️
日曜日は9時~17時です、ご来場お待ちしています🦛🐋🦭🦌#大哺乳類展3 pic.twitter.com/qEzDrYyHls
ビクーニャとうり坊が可愛い。
キンクマハムスターの標本があった。うちの子達とは違ってシュッとしていた。
デグーは歯が黄色いのが特徴なのだが、その他の齧歯類も歯が黄色いものが多かった。ハダカデバネズミはなぜか歯が白くて、あとで理由を調べようと思った。
休日は避けて平日の訪問がオススメ!
休日の特別展は、人間(霊長目ヒト科)が多くて混雑していた。家族連れで賑わっており、お父さんが子供に熱心に説明している姿が何組も見受けられた。人の多さから子供が「早く帰りたい」と駄々をこねたりスマホでゲームをしていたりと、お父さんの苦労が偲ばれるシーンが多かった。
魅力的な標本がたくさんあったので、解説をじっくりと読み標本を見比べたい場合には平日に訪れると良いだろう。
おまけ
いつも出口から出るとクジラを撮影するが、今回は趣向を変えて振り返って撮影した。
シアター360に会社ロゴが貼られていた。