酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

DS216jが壊れたので Synology DiskStation DS220j を買った

2016年7月に購入した「Synology DiskStation DS216j」を購入して運用をしています。間に引っ越しを挟んでいるので少し途切れていますが、基本的にはずっと電源が入りっぱなしです。

DS216jの挙動がおかしいので調べたところ、原因がWestern Digital製HDD(WD Blue)の故障にあることがわかりました。HDD故障をキッカケにDS216jを退役させてDS220jにリプレースしました。

以下、買い替えに至るまでの経緯です。

なにもしてないのに DS216j が壊れた!!

iPhoneでは、見なくなった写真や動画を自動的にクラウドに逃がすシステムがあります。デバイス内にはサイズの小さいサムネイルだけ保存しておき、必要になったら都度ダウンロードして綺麗な写真を見ることができます。

撮りためた写真の量が5GBを超えると、iCloudの追加ストレージを購入する必要があります。以前は2,000円/月とかなり高くて躊躇していましたが、数年前に1,300円/月まで値下げされたのをキッカケに契約することにしました。

iCloudの追加ストレージを購入する前までは、OneDriveに保存したりAmazon Photosに保存したりと、いろんなクラウドサービスに写真データが分散された状態となっていました。2年前くらいから整理しないと整理しないと……と見て見ぬふりをしてきましたが、いい加減着手することにしました。

DiskStationに保存していた写真をiCloudに移そうと、無線LAN経由でローカルPCへファイルをコピーしている時でした。

いつもと比べてファイルコピーがとてつもなく遅く、4年経つしそろそろNASを買い替えないとダメかな?……なんて思いました。

これが虫の知らせってやつだったのかも。この日の夜に1年ぶりにDiskStationの管理画面を見たところ、ディスク1に警告が出ているのを発見しました。

つまり DS216j本体が壊れたのではなくて、DS216jに挿しているHDDの片一方が壊れたことがわかりました。

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上図で警告が出ているディスク1は前述のWD Blueです。

まさかiCloudの写真整理がキッカケでNASの故障に気がつくなんて……。写真整理のせいでアクセス回数が増えてHDDが故障した可能性もなくはないけれど。

「DS finder」というDiskStationの管理アプリがリリースされていたのでiPhoneにインストールしておきました。これでDiskStationに問題が発生したときにはiPhoneの方にも通知がくるようになります。

DiskStation DS220j と 6TBのHDDを買いました

DS216jを購入した当初はDiskStationって色々できるけど逆に使いにくくて使い勝手が悪いんでしょう?と思っていました。実際にはそんなことはなく非常に便利に使っていました。いままでNASの面倒を見てあげないと駄目でしたが、DiskStationはHDD挿して電源入れて放置で良くて購入してから4年以上電源ONのままでした。

ほぼ4年7ヶ月目*1での故障です。HDDを交換したとしても本体も4年経過しているし、そろそろNASをリプレースするかということで DS220j を買いました。

DS220j について

SynologyのDiskStationシリーズの型番にjがつくモデルはエントリーモデル(入門者用モデル)なので、スペックを絞りつつ便利に使えるようになっています。

型番 DS216j DS220j
CPU 1.0GHz デュアルコア(Marvell Armada 385 88F6820) 1.4GHz クアッドコア(Realtek RTD1296)
メモリ DDR3 512MB 512 MB DDR4
LAN 1 x Gigabit 1 x Gigabit (RJ-45)
転送速度 読込 112.75MB/s以上、書込 97.6MB/s以上 読込 112MB/s以上、書込 112MB/s以上
消費電力 6.95W(アイドル)、14.85W(負荷時) 5.06W(アイドル)、12.46W(負荷時)

DS216jとDS220jはそこまでスペック的に違いがないので速度面の改善は期待していなかったけれど、このわずかな差でもなんとなく早くなったように感じます*2

この違いで体感ここまで変わるなら、DataStationの上位機種にしてもよかったかもしれません。でもHDDアクセスするのは年に数時間あるかないかなのでコストを考えると jシリーズ が最強なのかもしれません。

新しいHDDはWD Red + WD Blueにした

今回壊れたWD Blueは2年保証のHDDなので想定寿命の2倍以上も持ったことになります。結構長持ちでしたね。WD BlueとWD Redでの運用でしたが、WD Redの健康状態はまだ正常なので一般的に言われている「WD Blueの1.5倍寿命」は伊達ではない。HDDなんて正直どこのメーカーでも同じだと思っていたけど、WDが愛される理由もわかった気がします。

DS216jではWB RedとWB Blueの組み合わせにしたところ、(あんまり期待はしていなかったんだけど)想定通りWB Blueの方が先に死んでくれました。

RAID組むときに同じシリーズのHDDでロット違いにするのは定番だけど、この組み合わせも案外良いのではと思ったので、次のDS220jでもHDDはWB RedとWB Blueの組み合わせにすることにしました。

WD Blueの想定寿命の2年で死んだとしてもWD Redがまだ生きているので、WD Blueを交換すれば元通りに修復可能になる算段です。

翌日、ディスク1が死亡……

DS220jがAmazonから届いた翌日、DS216jから「ピピピ…」とアラームが鳴っていました。ディスク1が死んだみたいです。

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警告出てからHDDが死ぬまであっという間でした。HDDの寿命よりも容量オーバーやPCの乗り換え速度の方が早いので、20年以上PCを使っていてHDDの死の瞬間を見るのは初めてでした。HDDは消耗品ってよく言うけど本当に死ぬんですね。WD Redの方が生きているうちに、データコピー&DS220jへのマイグレーション作業を進めたいと思います。

DS216jの方はDS220jへのデータコピー後、壊れたWD Blueを適当なHDDと交換して、MacBook Proのタイムマシンサーバー(?)として第二の人生を歩んでもらいたいと考えています。

*1:一時期使ってなかった時期もありますが覚えてないので通算ってことで……

*2:数値的な比較ができればいいけどそこまでやる気力はない