Nintendo Switchを購入してから3年が経ちました。スプラトゥーン2、フォートナイト 、あつまれ どうぶつの森と、左スティックを酷使するゲームばかり遊んできた結果なのか、とうとう僕のNintendo Switch Proコントローラー(以下プロコン)でもドリフトが発生するようになりました。
【任天堂純正品】Nintendo Switch Proコントローラー スプラトゥーン2エディション
- 発売日: 2017/07/21
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何も操作していないにも関わらず、キャラクターが左に移動してしまう(左を向いてしまう)現象が発生しています。
プロコンのドリフト問題は発売当時から問題になっている現象で、樹脂部品が金属製部品に触れてしまうことで樹脂が削れてしまい、接点に不良が発生してしまう問題です。このあたりの現象についてはすいラボの「【Nintendo Switch】Joy-Con(ジョイコン)のスティックを分解/修理!? | すいラボ」で詳しく紹介されています。
Joy-Conのものとは異なり、プロコンのスティック基部には穴が空いているので、エアダスターで吹くだけで白い粉を除去することが可能です。
ただこれも完全に白い粉を除去するのは難しく、状態によってはスティック基部の交換が必要になります。
プロコンの修理に必要な工具
用意した工具は以下のものです。
- 2.0mm径 プラスドライバー
- ピック (スクレイパー)
- エアダスター
Amazonにはなんでも売っていて、このセットがあればNintendo Switch関係の改造・修理には対応できそうですが、工具の精度が低いとのことなので、良い感じのものを揃えるようにしましょう。ピック(スクレイパー)はひとつあると便利なので買っておくと幸せになれます。
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エアダスターは汁漏れしないものであればなんでも良いと思います。
プロコンの分解
本記事ではプロコンを分解して修理していますが、プロコンの自前修理を推奨するものではなく、プロコンを分解すると任天堂の保証が受けられなくなってしまいます。任天堂の手厚いので個人的には修理受付が終わるまでは基本的にプロコンの分解は避けた方がよいでしょう。
さて、プロコンを分解していきます。
グリップのお尻のプラスネジを外します。2箇所あります。
裏面のカバーを外すために、プラスネジを外します。
次に表面のカバーを外すために、プラスネジを外します。Lトリガー周辺がすでに粉まみれになってる。
バッテリーを外します。一部ツメが噛んでるのでピックを使って綺麗に表面のカバーを外します。
外れました。基板が白い粉まみれになっているのがわかりますか?
丁寧にエアダスターで吹いて白い粉を除去しました。
最後に Nintendo Switchのスティック補正で入力がうまくいくかどうか試して修理は完了です。
自前でスティックを交換する場合は……
うちのプロコンは白い粉を除去すれば元に戻りましたが、スティック基部が完全に壊れている場合には交換する必要があります。これは半田付けも必要になるため気軽にはできません。
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