この記事では、低価格帯の人気メガネブランドであるZoffとJINSのレンズオプションと価格を比較し、特にJINSを使っていた人がZoffのメガネを購入する際に気をつけるべき点について触れる。
現在のプロモーション情報
2023年12月1日現在、Zoffでは8,800円分の商品券が福袋の形で6,600円で販売されている。一方、JINSでは6,600円で9,900円か13,900円分の商品券が提供されており、福袋としてはJINSの方がお得感がある。
ZoffとJINSのレンズオプション比較
5年前に購入したJINSのメガネを調整したところ、その翌日にメガネが壊れた。メガネが壊れたこと自体は寿命と思われるが、レンズを指紋だらけのまま返されたことによる不信感から、次はZoffを選ぶことにした*1。
購入して実際に装着してみると、思っていた以上に両社のレンズの標準仕様に違いがあることに驚いた。特に、JINSの標準がZoffの標準ではないということを認識していなかった。
レンズオプションの価格表
以下の表は、ZoffとJINSで提供されているレンズオプションの価格をまとめたものである。
オプション | Zoff | JINS |
---|---|---|
レンズ交換 | 半年で2回まで無料 | 半年で2回まで無料 |
標準レンズ | 球面/屈折率1.55 | 薄型非球面/屈折率1.60〜1.74 |
薄型非球面 屈折率1.60 | +5,500円 | 無料 |
超薄型非球面 屈折率1.67 | +7,700円 | 無料 |
超薄型非球面 屈折率1.70 | - | 無料 |
超薄型非球面 屈折率1.74 | - | 無料 |
超薄型外面非球面 屈折率1.76 | +13,200円 | - |
超薄型両面非球面 屈折率1.76 | +16,500円 | +11,000円 |
ブルーライトカット | 無料 (33%, 50%) |
+5,500円 (25%, 40%, 60%) |
くもり止め | +3,300円 | +5,500円 |
強化コーティング*2 | +3,300円 | +5,500円 |
ここでの「屈折率」は「メガネの厚さ」とほぼ同義で、屈折率が高いほどレンズは薄く、歪みも少なくなる。
まとめ
JINSとZoffはフレームを購入すると、標準レンズ(セットレンズ)が無料でついてくる。Zoffは球面/屈折率1.55、JINSは薄型非球面/屈折率1.60〜1.74のレンズが提供される。JINSはレンズのアップグレードが無料である。
- Zoff
- 標準レンズが球面で、視力が悪い場合、レンズが厚くなり視野の端が歪む
- 薄型レンズへのアップグレードに追加料金が必要
- ブルーライトカットが無料
- レンズオプションがJINSより安い
- JINS
- 標準レンズが薄型非球面で、視野の端の歪みが少ない
- 多くの超薄型レンズオプションが無料
- レンズオプションがZoffより高い
この比較から、ZoffとJINSではレンズオプションの提供内容と価格に顕著な違いがある。ニーズに合わせて選択することが重要である。
いままでJINSを使っていた人がZoffのメガネを買うときに気をつけたいこと
いままでJINSのメガネを使用していた場合、特に注意すべき点は、Zoffの標準レンズが球面であることである。中程度以上に視力が悪い場合、球面レンズは厚みが出やすく、視野の端での歪みが顕著になる。
よって、JINSからZoffへの切り替えを考えている場合、追加料金を払ってでも「薄型非球面レンズ」のオプションを選ぶことを強くおすすめする。
Zoffの店員は無料で切り替えられるブルーライトカットについては案内してくれたが、さくさんの視力がそれほど悪くないためか、薄型非球面レンズについてのアナウンスはなかったのは残念だった。
Zoffにおいて薄型非球面レンズのアップグレードは視界の歪みを減らし、軽量化も実現するため、快適な視力補正が期待できる。JINSと違い、このオプションは有料であるため、前述のようなキャンペーンを利用して、追加料金の負担をできるだけ軽減したい。