THE NORTH FACE はアウトドアブランドとして確固たる地位を築いているが、その機能性とデザインは都市生活でも高く評価されている。特に「Shuttle Daypack」シリーズは、サラリーマンから学生まで幅広く支持されている。だが、数多くのモデルの中で、型番の違いによる細かなバリエーションを理解するのは容易ではない。
AmazonやTHE NORTH FACEの公式サイトでは型番が明記されているが、オークションサイトやフリマサイトで出回る中古品の中には、型番の記載がないものもある。型番が確認できれば問題ないが、すべてのユーザーや店舗が情報を正確に掲載しているわけではない。幸いなことに、外見上の特徴である程度の判断が可能だ。そこで、Shuttle Daypackの型番別の特徴を調査した。
2023年11月時点のシャトルデイパックの最新版は「NM82329」である。
型番からわかること
型番は、バックパックのリリース年やアップデート内容を示す指標となる。止水ファスナーの導入、ロゴの変更、背面クッションの改善など、年代による細かな違いが存在する。
型番ごとの特徴
型番に基づく主な特徴を表にまとめた。
発売年 | 型番 | 特徴 | 取扱日 |
---|---|---|---|
2018年 | NM81602 | 国囲みロゴ。持ち手ふたつ | |
2019年 | NM81863 | 国囲みロゴ | |
2020年 | NM82054 | 国囲みなしロゴ。肩紐にロゴが追加、止水ファスナー採用、持ち手がひとつに | 2020/1/29 |
2021年 | (未発売) | ||
2022年 | NM82214 | 背中のクッションが細かくなる、サイドポケットが1つになる | 2022/02/10 |
2023年 | NM82329 | 2023/02/26 |
特徴の違いを図解で説明する。NM81863(旧版)とNM82329(新版)を比較した図を参照のこと。
① 四角いロゴがある場合は旧版と判断できる。これは最も識別しやすい特徴である。
② 旧版はファスナーの引き手にYKKのロゴ、新版はTHE NORTH FACEのロゴが入っている。
③ 持ち手の数に違いがある。旧版は二つ、新版は一つ。
④ 2022年モデル以降はサイドポケットが一つ。それ以前のモデルは二つある。
⑤ 新版はショルダーストラップにTHE NORTH FACEのロゴがある。
⑥ 2022年モデル以降、背面のクッションがより細かくなっている。
購入の際の注意点
新しい型番の製品が市場に出ると、旧型番の製品は価格が下がることが一般的だ。しかし、外観が似ているため、購入する型番を正確に理解することが不可欠である。特に古着屋、オークション、フリマサイトでの購入時には、型番を確認し、該当する年と特徴を照合することが重要だ。
「数回しか使用していない美品」との記載があっても、ナイロン素材の経年劣化を考慮する必要がある。実店舗で実際に商品を手に取って、素材の状態やファスナーの動きを確認した上で購入したいところだ。
まとめ
Shuttle Daypackは年々細かなアップデートが行われているが、型番ごとの違いを見極めることが満足のいく購入に繋がる。本記事があなたのShuttle Daypack選びに役立つ情報を提供できれば幸いである。