「星系出雲の兵站-遠征-2 (ハヤカワ文庫JA)」を読みました。この記事はレビューや考証などといった高尚なものではなく、本書を読んで思ったことを書いた読書記録となっています。
- 作者:林 譲治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: 文庫
そろそろ「遠征-3」が発売されるので、その復習も兼ねています。
- 作者:林 譲治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2020/02/20
- メディア: Kindle版
「星系出雲の兵站-遠征-2 (ハヤカワ文庫JA)」を読みました
本書の著者は「林 譲治」です。 本作品は、星系出雲の兵站シリーズ第二部の2作目にあたる作品となります。
第一部では、異星人の痕跡を発見し、壱岐の自治権を維持したままどのように異星人に対応していくのかから物語が始まり、人類コンソーシアムが異星人ガイナスに対してどのように対抗していくのかが描かれました。
「星系出雲の兵站」シリーズは、「星を継ぐもの」の未知のものごとに対しての探究と「航空宇宙軍史」シリーズ的なエッセンスで、キャラクターが立っていてスラスラ読むことができた。
第一部では決着はついていないものの、ガイナスを小惑星に封じ込めすることに成功し、ガイナスの母星が敷島(しきしま)星系にあることが示唆されて終わりました。第二部では、その続きから「ガイナスとのコミュニケーション」「敷島への侵攻」の二本立てで物語が進んでいきます。
「遠征-2」では、敷島星系にある惑星美和に無人ロボットを降ろして調査がおこなわれました。
五星系文明の位置関係と周辺関係
「遠征-1」の読了後、星系の位置関係を思い出しながら図に起こしました。そこに「遠征-2」での進行を書き足しました。
伝搬船で地球からやってきた人類は、まず出雲星系を開発してから、植民星として瑞穂(みずほ)、周防(すおう)、八島(やしま)星系を開発して、最後に発見されたのが壱岐星系です。
壱岐星系は出雲星系からもっとも遠く、自給自足の必要もあったため産業が発展して、現在では五星系内で2番目の経済規模となっています。惑星壱岐の中でもさらに辺境にある「第三管区」が物語の舞台です。
第二部「遠征」では壱岐から敷島星系へのAFD路線が発見され、「遠征-1」で機動要塞の建設が始まり、「遠征-2」では美和に無人ロボットを降ろして原ガイナス人の遺体を発見しました。
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