酢ろぐ!

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自衛隊の大規模接種会場で新型コロナワクチンを打ってきた

自衛隊の大規模接種センターで、1回目の新型コロナワクチンを接種してきた。

すでに大規模接種センターでのワクチン接種レポートは多くの人が書かれているので本エントリは自分用の記録のために書いている。そのため接種することに至った経緯や何故自衛隊で接種しようと思ったかの記述が重めである。

なお、本エントリは墨田区と自衛隊への感謝でできています。

大規模接種会場の年齢制限が緩和された

5月17日から始まった大規模接種会場の予約サイトは当初アクセスが難しいほど混雑していたらしい。Twitterでも苦労して両親の接種予約を取った方の感想が流れてきたほどだ。

予約受付は17日から始まり、大阪会場については受け付け開始から26分で2万5000回の枠が埋まったと公表していた。東京会場については、18日午後9時5分に4万9000回分の予約枠が埋まったという。

大規模接種センター 東京の予約完了 24~30日分 - 産経ニュース

6月14日には大規模接種会場のワクチンが予約が埋まっていないことがニュースに取り上げられ始める。

6月中旬になると「65歳以上の希望者」には概ねワクチンを打ち終わったようで、余った分を新型コロナ患者に接する可能性のある公務員にまわしたようだが、それでもなかなか予約枠が埋まらないようだ。

防衛省は東京会場で14日に約1650人の空きがあるとして、自衛隊員や警察、消防、海上保安庁の職員に接種することを決めた。

自衛隊センターは1日当たり東京1万人、大阪5千人に接種できるが、これまでの予約受け付けでは6割以上が空いている。東京会場は15日以降も、状況をみながら自衛隊員らへの接種を判断。大阪会場は16日まで予約が埋まっており、17日以降の空き具合をみて検討する。

防衛省によると、14日午前10時までに、東京会場は15~27日の13万件の予約枠に対し、約9万4千件、大阪会場は6万5千件のうち約3万7千件が残った。

自衛隊会場、全国対象に接種スタート 予約は低調 - 産経ニュース

自衛隊管轄の大規模接種会場(東京センター)では1週間で7万人に接種する能力がある。防衛省のサイトによると、1回目の接種の最終週である6月21日〜6月27日の残り予約枠は 5.8万人分とかなりワクチンが余っている。下図の通り、予約が18%しか埋まっていない状況である。

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6月15日午後9時に「65歳以上のみ」の制限を緩和する旨が公表された*1

僕は「大規模接種会場では17日から一般の予約が始まる」と読んでいたので、仕事の疲れから21時前には寝床についていた。まさか16日午前0時から予約が開始していたことなど知る由もなかった。

朝起きると予約が開始されている旨を知らされる。

防衛省・自衛隊は、新型コロナウイルス感染症対策のワクチン大規模接種センターについて、6月17日分から対象者を18歳以上に拡大する。予約は16日0時から受け付ける。WebサイトやLINEで予約できる。

新型コロナワクチン「自衛隊 大規模接種センター」が18歳以上に拡大、16日0時からスマホ・LINE・パソコンで受付 - ケータイ Watch

ちなみにこれは鬼のツイートである。

6月16日午前中は年齢制限が緩和されたことを知らない人が多かったのか日付や時間帯を選択する余裕があったので無事予約を取ることができた。絶望する顔を見せずに済んだ。

6月14日時点で全年齢にワクチン接種券を配布しているのは東京23区では墨田区(6/1)・中野区(6/10)のみ。それ以外では6月21日〜6月27日分の予約に間に合いそうなのは江東区(6/15)・新宿区(6/17)かな。大規模接種会場には自治体が発行した接種券の原本が必要なので、東京センターの周辺でも接種券が届いていない自治体が多いのかもしれない。

昼のニュースが流れる頃には残り7千人を切っていて、16日晩には2.7万人分の空きのあった予約枠がゼロになっていた。

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21日〜27日の週の空き予約枠2.7万人分も翌日にはゼロになっていた

6月1日付でワクチン接種券を配布してくれた墨田区には感謝しかない。

どこでワクチン接種したら一番早く免疫を獲得できるのか?

メルカリやヤフーなど大企業の従業員やその家族・取引先関係者にも接種することがニュースになっていた。いわゆる職域接種だ。6月14日に「打たないか……」と連絡が来た。

大規模接種会場の年齢制限が緩和されるのが公表される前日だったのもあって、どこでワクチン接種したら一番早く免疫を獲得できるのか計算することにした。

さくさんは墨田区に住んでいる。墨田区で接種を受ける場合の日程は下図の通りだ。

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この時点で、自治体・自衛隊(大規模接種会場)・会社(職域接種)と、とても有難いことにどこでワクチンを受けるかを選択できる贅沢な立場だった。どこでワクチン接種したら一番早く免疫を獲得できるのか?を計算してみた。

大規模接種会場が最速で免疫を獲得できる

墨田区はファイザー製ワクチンで1回目と2回目の間は3週間あけないといけない。モデルナ製ワクチンを利用している大規模接種会場は5週間、職域接種会場は4週間、それぞれ間隔を設ける必要がある。

仮に最短で予約が取れたとして、いつ免疫が獲得できるのかを雑に計算した。

どこ ワクチンの種類 1回目 2回目 免疫獲得日
墨田区 ファイザー(コミナティ筋注) 7月20日 8月11日 8月25日
自衛隊 モデルナ(モデルナ筋注) 6月18日 7月23日 8月7日
会社 モデルナ(モデルナ筋注) 7月1日 8月6日 8月20日

大規模接種会場でワクチンを打つのがもっとも早く免疫を獲得できることがわかったので、大規模接種会場で予約することに決めた。

1回目のワクチン接種当日

そしてワクチン接種当日。

東京駅から出ているハトバスに乗って接種会場に向かった。

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場所は丸の内南口近くのハトバス乗り場前だ。わかりやすい。

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バスに乗り込むとすぐに出発して10分くらいで会場の大手町合同庁舎3号館に着いた。実際にはバス降り場から会場まで5分ほど歩いた。

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入り口で受付をして、青いクリアファイルを渡された。そこからは 赤、黄、青、緑 に分かれて進む。初めてにも関わらずノンストップで進み、30分くらいですべて完了した。ちなみに館内では撮影・録音禁止である。

ワクチン接種後には15分待機しないといけないが、ワクチン接種後に完了手続きと次回の予約の行程を挟んでいるので、待機室で椅子に座っていたのは実質5分ほどである。往復のバスの時間の方が長かったかもしれない。

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導線設計や人員配置など素晴らしい限りだった。自衛隊や関係者の方々に感謝の限りである。

接種後の状態について

左肩に打たれた。

接種直後〜2時間後

接種直後から1時間くらいかけてじわじわと倦怠感が広がっていく。2時間後には左腕全体に広がってきた。身体が少しだるくなる程度である。

僕は毎年インフルエンザワクチンを打っているが、毎回接種後には戸愚呂弟のように肩が膨れ上がる(発赤と発熱)。コロナワクチンは発赤・発熱ともに認められない。体の内側が痛い。

1日目(接種の翌日)

朝起きると体の左上半身にものすごい倦怠感。首の左側の扁桃腺(リンパ腺?)が腫れていて軽い風邪のような状態になった。寝る直後、あまりにも調子が悪いので熱を測ったら37度になっていた。

みんな1回目は副反応があまり出ないって話だったのに……

2日目

疼痛が身体全体に広がった感じがするがその分痛みは薄まった。起きたては腰あたりが痛かったが、昼頃には普段通りになっていた。

まとめ

コロナ対策に関して墨田区はとても良い仕事している。

いままで色々な自治体を転々としてきたが、正直なところ自治体ごとの仕事について考えたことがなかった。どこに行っても同じようなものと思っていたからだ。江戸川区は能楽や落語など芸能文化に力が入ってるな……と思っていたくらい。

2019年11月に墨田区に引っ越してきたので、優秀なコロナ対策の恩恵に与っている。墨田区に引っ越してきてよかった。

墨田区や自衛隊の関係者の方々ありがとうございます。