酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

ムンク展に行ってきた

東京都美術館でやっているムンク展に行ってきました!

フェルメール展もミュシャ展も「行きたい行きたい」と思ってるうちに終わってしまいました。生で見られるのは一生に一度のことだとは思うんだけど、この歳になると、観たい欲求よりも出かけるのに必要な気力が大きくて腰がとても重くなる。

ムンク展もやると聞いた時にいつものごとく行きたいと思ったけど、正直ポケカ配布がなかったら行ってなかったと思う。今回は「ムンク展に行きたい」という気持ちを「ポケカのプロモ配布」に後押ししてもらえた。

ムンクの「叫び」

エドヴァルド・ムンクといえば「叫び」です。

ムンクは同じモチーフの絵を複数描いていて、パトロンが複数いたこと・長生きしたこと・死後オスロ市に作品を寄贈したことが幸いして作品がたくさん残っています。死後に評価された美術家と違うのはこのあたりです。

ムンクの「叫び」は全部で5点現存していて、この1910年に描かれたテンペラ画の「叫び」がもっとも有名です。

僕も「ムンクの叫び」という作品で中央で叫んでる人がムンクだと思ってた時期がありました。*1

絵の細かなところまでキチンと見てなかったので、今回現物を間近でみて気付いたことがある。

ずっと橋の背景はモヤだと思っていたけれど、これはノルウェー・オスロの港に夕焼けが映えているということがわかった。もっといえば丘の展望台から港町を望んでいるらしい。

叫びのモデルになったと言われているもの

背景の異常な色の夕焼けは、諸説あるが、1883年のインドネシアのクラカタウで発生した火山噴火で約4.8万m上空まで火山灰が舞い上がって、空気中の粉塵がヨーロッパの夕焼けの色を七色に変えたらしい。ムンクは景色を記憶していて、10年後に叫びを描いたのでないかと言われている。

さらにこの叫んでいる人は、1889年に開催されたパリ国際万博でみたミイラに着想を得ているのではないかと言われています。

叫び以外の作品について

マドンナが妙に艶やかで色気があった。接吻も初期には男女の顔がキチンと描かれているのに、融合してしまっている。

今回の出し物で1番気に入ったのは「太陽」。圧巻。絵なのに眩しいと見とれてしまった。これは油彩の筆跡があればこそだと思った。太陽の画像が見つからなかったのでAmazonの複製画を。

売店でポスターとミニキャンバスが売ってたけど、やはりペラペラの紙だとあのインパクトは出ないのだと思う。

今日買ってきたお土産

「太陽」のポストカードを買った。

嫁と義父も今回のムンク展を見に行っていてピカチュウのプロモカードを貰ってきてくれていた。うまく4枚揃えることができた。嬉しい。