2023年を振り返った。今年は特に多くの変化と成長があったので、しばらく振り返る時間を取っていなかったことに気付いた。
転職
11月に転職した。
コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻など多くの要因が影響して転職を決意した。2年前に元上司からの依頼でド短期の炎上案件にヘルプで入ったのが直接的なキッカケである。
この時のチームリーダーの振る舞いが本当によくて、ド短期案件にも関わらず、無駄な差し戻しもなく納品することができた。残業はかなりした上に負荷も高かったが、チームメンバーの士気を落とさずに達成することができた。
ソロ開発では気付かなかった点としては、多忙なメンバーにレビューをしてもらうので、一発でapproveをもらうため、Pull Requestの書き方を工夫するなど新しい視点が生まれた。直近のプロジェクトで得るものが最も多い開発だった。
転職の意志はあまりなかったが、知り合いのいる会社の説明会に参加し、とんとん拍子に話が進み、ご縁がありそのまま転職することになった。
新しい会社ではポジティブフィードバックしかない。これはチームの文化なのか会社的な文化なのか、チーム外の人と話す機会が少ないのでわからないが、おそらく後者だと思う。久しぶりのチーム開発で慣れないことが多かった。最初に振られたのが「コメントアウトを外すだけの作業」だったが、文化の違いを吸収するにはよい題材だった。
ブログ
今年はブログ記事を合計75個公開した。
- 「酢ろぐ！」で記事を67個公開した
- 「DevelopersIO」で記事を8個公開した
個人開発アプリ
今年は合計19回のリリースをおこなった。
Twitter APIを使ったアプリ・プロダクトの波乱の年だったと思う。さくさんが開発しているいくつかのアプリも公開を断念した。4月10日にTwitter API のHobbyプランが廃止された。Basicプランを契約する気でいたが、あまりにも制限が多く、収支に見合わなかったため、公開を断念せざるを得なかった。
- ptcgnote は、14回リリースした
- FourCropper は、5回リリースした
- Tweet Clips は、アップデートできないまま、6月14日に配信を終了した
今年は新規に「TwiProtect for Twitter」をリリースしたが、前述のTwitter APIの廃止に伴い配信を終了した。
- TwiProtect for Twitter は、4回リリースした。7月18日に配信を終了した
その他のアプリ
フィットネスアプリ
コロナ禍による開発中止後、今年に入りリブートすることになった。このアプリはライブラリを多用しており、ライブラリの破壊的アップデートなどで、環境変更によるビルド問題に直面した。アプリは、月イチでリリースしていかないと維持するのも難しいと改めて感じた。
画像識別アプリ
Core MLを使用して画像識別・オブジェクト検出をおこなうアプリを新規開発した。クリーンアーキテクチャ的な設計にし、すべての UseCase に対してユニットテストを実装していたおかげで大きな不具合は発生しなかった*1。
画像識別モデルの作成のために当初は Create ML を使っていたが、教師画像が8000枚を超えると謎のクラッシュが発生するようになったため、Google Colaboratory (Colab)を使って、学習させたモデルを mlmodel 形式にコンバートするなど機械学習の知識が増えた。
ECアプリ
既存アプリの新機能の実装をした。ピュアSwiftUIで書かれており、さくさんはiOS 13時代からSwiftUIを使っているのが、やはり環境の違いに慣れるまで時間がかかった。影響範囲の大きい実装をしたが、なんとか対応することができ、早々にバリューを出せたのは良かった。これは元々の設計が良かったのもあり、それに乗っかることができたのも恵まれていた点である。
*1:アプリの規模感が小さくて、仕様の調整もできていて、十分なテストができていたのが勝因だと考えている
