酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

外国にいる誰かとポストカードが交換できる「Postcrossing」を始めてから一ヶ月後にポストカードを受け取るまで

1ヶ月前にPostcrossing(ポストクロッシング)をひっそりと始めました。昨日ようやく1枚目のポストカードを受け取ることができたのでPostcrossingについて紹介したいと思います。

2018年10月3日にアカウントを作成して、初日にいろんな国の人にポストカードを5通送りました。17日後に僕のポストカードがようやくアメリカに届きました。そこから2週間後・アカウント作成日から1ヶ月後に外国から最初のポストカードが送られてきました。

うちに週に一回届く外国からのポストカード

いまの時代、どこにいる相手にもメールを使って一瞬でメッセージを送れるにも関わらず、嫁はスローな文通が好きで1ヶ月に1回とかのペースで手紙のやり取りをしています。

今年の春頃から嫁は二度目の大学受験に忙殺されていて「それどころじゃない」のもあり最近はあまり手紙を書いている姿をみていません。嫁は物怖じしない性格なので、飛行機でたまたま隣の席になったエジプト人と仲良くなって東京観光に連れて行ったり、息子がラスベガスに定住していて一緒に暮らすことになったお母さんと仲良くなったりと、まぁ僕が人生二周しても発生しないイベントを経験しています。

嫁のそんな性質もあり外国からポストカードが届くことがよくあります。 直接知り合った人から以外にも、いろんな人とポストカードを交換していて、そのうちのひとつが「Postcrossing」でした。

毎週のように海外から届くさまざまな絵柄のポストカードを楽しみにしてたけど、前述のとおり嫁が忙しくなってからはポストカードが届かなくなってしまいました。

少し寂しいので僕もPostcrossingしてみることにしました。

Postcrossingについて

Postcrossingの仕組みについて紹介しておきます。Postcrossingは海外のユーザーとポストカードを交換しあうウェブサービスで、歴史は長く2005年にローンチされています。ご長寿サービスなこともあってか専用のアプリはなくUI的にも少し時代を感じてしまいます。

www.postcrossing.com

広告収入と寄付で成り立っているので無料で利用することができます。寄付をしても特に何かが優遇されるわけでもなく、ユーザーアイコンに寄付したよフラグが経ちます。

インターネット上のウェブサービスにも関わらず、郵便と言うスローな媒体を使ってポストカードを交換しているのが面白いでしょう?

Postcrossingのしくみ

Postcrossingの仕組みはGive and Take(与えて貰う)です。流れとしては以下の通りです。

  1. 自分が先に抽選で選ばれた誰かにポストカードを送る
  2. ポストカードの受け取り通知をする
  3. 抽選枠に自分の住所が登録される
  4. 海外の誰かが抽選で選ばれた自分にポストカードを送る

……文字で書いているとわかりにくいので、いらすとやを使って図を起こしてみました。

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Postcrossingの始め方については、様々なサイトで紹介されていますので、ここでは割愛させていただきます。

さっそくポストカードを送ってみた

誰かからポストカードをもらうためには、自分が先にポストカードを誰かに送る必要があります。アカウント作成初日に早速ポストカードを送ることにしました。

宛先ガチャの結果!

最初に自分が発送できる枠が5つあります。自分の発送数が一定を越えると抽選枠が少しずつ増えていくそうです。宛先ガチャの結果は以下の通りでした。

  • ロシア x3
  • アメリカ x1
  • ドイツ x1

そうそう、このサービスは何故かロシア人がとても多いそうです。

どこかのブログでみた記憶がありますが、会員数的にアメリカ人、ロシア人、ドイツ人、台湾人が多いらしいです。ロシア人は会員数もアクティブユーザーもめちゃくちゃ多く、ドイツ人はポストカードのやりとり数が多いらしくて、5回引いたら高確率で半分以上がロシア人になるみたいです

Postcrossing関連の記事を探していると「ロシアからしかポストカードが届かない」と嘆いている人が多い印象です。受け取り件数が1,000件を越えるようなヘビーユーザーからすると同じポストカードを受け取ることが多々発生しているのかもしれません。

初めて送ったポストカード

ポストカードを送るにあたって「どこにでもあるような近代建築物では喜ばれないだろうな……僕がもらって嬉しいのは自国独特の美術や歴史的遺跡のポストカードだなぁ」と考え、僕が送った最初に送ったポストカードは「浮世絵」です。見ての通り、鳥高斎栄昌と喜多川歌麿の作品です。

id:kazuakix のように英ペではないので拙い英語で「ポストクロッシングが初めてなこと」「あなたに贈るこのポストカードは第一号である」ということを書きました。

ポストカードを送るのはたったの70円

裏面には、自分自身の住所書いても書かなくても良いみたいです。海外の人の中には葉書をそのままブログやSNSにアップロードする人たちがいるようなので、公式に自分のフルネームや住所を書くのは推奨されていません

日本は万国郵便連合に加盟していて、ポストカードを国際郵便で送るのもたった70円で済みます。これが万国郵便連合の圧倒的なチカラです💪💪💪

70円切手は通常では存在しない額面の切手ですが、例外的に存在しているのが「国際文通週間の記念切手」が70円切手です。3枚使ってしまった後のものなので中途半端ですが2017年版このような絵柄の切手です。

ポストカードを国際郵便で送るのに必要な切手の代金はたった70円!

日本とアメリカは距離の割りに比較的早く手紙が届くので1週間位で受け取ってもらえると期待しています。

1週間が経過した……

ポストカードを送ってから1週間が経ちました。まだ受けって貰えません。

1日5回くらいサイトにアクセスして受け取り通知がまだかまだかとチェックしまくりでした。

2週間が経過した……

14日経ったけど音沙汰なし。ロシアは届くのに一ヶ月かかるというのを見ていたので、まだ受け取って貰えないだろうけど、アメリカはもっと早く届くはずでは……とそわそわし始めます。

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この頃にはPostcrossingを始めたい!ポストカードいっぱい受け取りたい!という気持ちも冷めていて2日に1回サイトをチェックするくらいになっていました。

17日目にアメリカ人にポストカードが届く!

17日経過したところ「Hurray! Your postcard JP-XXXX to U.S.A. arrived!」とメールが届きました!

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20日目にはロシア(ウクライナとの国境近くの街)に届き、21日目にはロシア(モスクワのちょい北)に届きました。初期の5通のうち半分はexpire*1すると聞いていたので、運が良い方なのかもしれませんね。

現時点で登録してくれているのは3名だけですが、これで僕がランダムな3人からポストカードを受け取る権利を得ました!さらに空き枠が出たので別の3人にもポストカードを送っておきました。宛先ガチャの結果はロシア・ドイツ・ノルウェイでした。

23日目に3人目のロシア人へポストカードが届く!

最初に送った5通のうちアメリカ人・ロシア人の計4通が相手に受け取ってもらえました。残りのドイツ人には1ヶ月経ちますが受け取ってもらえていません。このままexpireしてしまいそうです。

事前に調べていた感じでは、中国とロシアは郵便事情がひどくてほとんど届かないという前評判だったのですが、5通中4通は30日かからずに受け取ってもらえました。

台湾から初めてポストカードが届きました!

アメリカ人にポストカードを受け取ってもらって僕の住所が抽選箱に入ってから17日後、またはアカウント作成してから36日後に初めてのポストカードを受け取ることができました。やっぱり最初のポストカードを受け取るまではそれなりに時間がかかってしまいますね。

初めてのポストカードは「台湾」から送られてきました!この奇美博物館(ChiMei Museum)は台南市にある台湾最大の私立美術館です。

抽選枠が空き次第ポストカードを送っているので、そのうち毎週1通ずつ届くようになる日も近いですね。これからも送られてきたポストカードを紹介していきたいと思います。

関連記事

次のPostcrossingの記事はこちらです。

今まで受け取ったポストカードはこちらの記事でまとめています。Postcrossingでどんなポストカードがもらえるかご参考ください。

*1:60日受け取られないと無かったことになる