酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

ジェスチャードローイングのクオリティを上げるためにデッサン入門書を買ってきた

丸善の株主優待券が余っていたので、お茶の水までデッサンの入門書を探しにいった。

ジェスドロのクオリティを高めるためデッサン入門書を買ってきた

さくさんは効率的に絵が上手くなりたかったので、現在は砂糖ふくろう先生のジェスドロ講座を受けている。講座内容は毎日色々なポーズのモデルを10体ずつ描いていくというものである。時間制限があって強制的に次のポーズを描かかないといけない。

毎日課題の10体を描いて、さくさんの場合はそのあとに落書きをしているのもあって、少しずつだが技術力は上がっていっていると思う。

ただ、ふくろう先生のジェスドロ講座は「アクションを捉える講座」であって「人体の描き方を教えてくれる講座」ではないので、全体のバランスや個々のパーツの描き方についてはおざなりになっているのが現状だ。

ふくろう先生の「10パーセントの力で描く はじめてのジェスチャードローイング」は、人体は描けるけど動きの描けない中級者を対象としているためか感覚的すぎると思った。ジェスドロにおける why や what を学ぶには良いと思うが、さくさんがこの本を読んで人体を描けるようになるとは思えなかった。

そのため、ジェスチャードローイングのクオリティを上げるためにデッサン入門書を2冊厳選して買ってきた。

はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!

人体のアナトミー(構造)は数千年変わっていない普遍的なものだからかデッサン入門書は書いていることの類似点が多い。……というか骨子はどの本も同じであると言っても良い。プログラミングと違って、人体という唯一無二の正解があるので指導方法が似てくるのかもしれない。

たくさんあるデッサン入門書のなかでも特に噛み砕いて書かれていて、たくさんの how が紹介されている本書を買ってきた。

この「60秒右脳ドローイングで〜」を読み進めているけれど、砂糖ふくろう先生のジェスドロ本との類似点が多い。

  • 描いたことがないものは描けない
  • 詳細を追うな。おおまかな形を描け
  • とりあえず完成させろ
  • 短時間でたくさん描け

本書は2 ページで 1 Tipsを紹介している。必要分だけを解説していて表現も明快なのでさくさんのようなデッサン初心者に推せると思う。

てか、この本は高校時分に読みたかったな。

ややこしくない絵の描き方

もう一冊買ってきた。

本書はジェスチャードローイング(以下ジェスドロ)から絵を描くことを始めたさくさんのような方に読んでもらいたい一冊である。本書購入の決め手は、ジェスドロ講座ではおざなりにされがちな人体の個々のパーツの表現方法が豊富な点である。

重要な点としては「誰でも始めやすくて続けられる練習方法」とサブタイトルがついているが、本書を最初の一冊にすべきではないし本書を読んでも練習は続かないと思う。

まったく絵の描けない人間が体系的に学ぶ入門書を探しているのであれば、前述の「60秒右脳ドローイングで〜」をおすすめしたい。教科書的に絵を描くことを楽しく学べると思う。

さんざん短所を書いてしまったが、本書はジェスドロをやっている方が読むと人体パーツへの理解が深まる点にある。特に3章から5章にかけての胴体・肩と手・腰と足の描き方については得るものが大きいだろう。

買わなかった本

以下の本は買わなかった。

「5分間で人物をとらえる! クロッキー20日間速習帳」は、1回目のデッサンの添削と指摘を受けての2回目のデッサンが掲載されているが、ある程度描けるようになった人が気付きを得るための本であって入門者が読む本ではないと思った。

アタリを取りながら人体の描き方を学べる。内容が重複しているため、前述の「60秒右脳ドローイングで〜」をお勧めしたい。