(前回までの話)宇都宮〜日光に行ってきました(2) - 光徳牧場→華厳の滝 - 酢ろぐ!
宇都宮で餃子が食べられている理由
宇都宮といえば餃子でしたっけ。
宇都宮駅の周り、特に東口の方には餃子店がたくさん並んでいて、さながら餃子キャンプのようになっています。餃子って従来日本にあったものでもなさそうなのに、なんで宇都宮が餃子の街になっているのか調べてみました。
日露戦争で全ての師団(軍隊の部隊の大きな集まり)を動員してしまったため、本土に駐在している師団がいなくなってしまったことから福岡で第14師団が設立されて、本拠地を宇都宮に移しました。
第14師団の役割は、(当初の役割としては)戦地に赴くことではなく、満州での警備でした*1。ある程度平和だったのもあり、おそらくこの時に餃子と出会ったのだと思われます。
紆余曲折あり敗戦を迎えて、満州からの引き揚げになった元第14師団の方が商売として慣れ親しんだ中華料理を提供するお店をやることになり、米食の日本人の舌に合うように餃子(といえば水餃子を指していた)を焼餃子として振る舞い定着していきました。
……っていうのが宇都宮餃子館のサイトと店頭に書かれていました。
ここから先を補完する話として別の記事には、特に名物というものがなかった宇都宮市役所の担当者が、餃子餡に欠かせない「ニラ」の生産量が多いのと、各家庭における餃子の購入金額が多いのに着目して、餃子を宇都宮名物に育てていったという話が書かれていました。
餃子消費量で双璧を並べている浜松市も、同様に満州からの引き揚げ兵が多くて、餃子が定着して親しまれたという話があります。
ってことで前書きが長くなりましたが、宇都宮で餃子を食べてきました。
宇都宮みんみん 駅前店
ネットで調べたらランキング1位だった「宇都宮みんみん」です。餃子とビールとライスが置いている分かっているお店です。
この店ではヤキダブルスイイチと唱えると良いみたいです。焼き餃子2つに水餃子1つのいう意です。
水餃子は味が薄いかも。
宇都宮餃子館 パセオ店
2店目は、駐車場に向かう途中にあった宇都宮餃子館です。そういえば宇都宮みんみんの隣にもありましたね。
宇都宮餃子館は、本格餃子店というのとは少し異なるポジションなのか、餡を色々工夫した餃子が多かったです。
オススメは12種類12つの餃子を楽しめるお試しセットです。
写真を見てわかる通り、様々な形の餃子があり、全て味が異なります。中には激辛餃子とかニンニク餃子があって、カップルで食べに行って何が当たるのか楽しみながら食べるのもアリではないでしょうか。
*1:警備というより治安維持の方が正しいニュアンスかも?