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読書記録:「ネクサス (ハヤカワ文庫SF)」を読みました

ラメズナム著「ネクサス(ハヤカワ文庫SF)」を読みました。この記事はレビューや考証などといった高尚なものではなく、本書を読んで思ったことを書いた読書記録となっています。

ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF)

ネクサス(上) (ハヤカワ文庫SF)

ネクサス(下) (ハヤカワ文庫SF)

ネクサス(下) (ハヤカワ文庫SF)

「ネクサス (ハヤカワ文庫SF)」を読みました

「ネクサス」を脳内に取り込むことで意識の共有が可能になるが、既存のネクサスでは短時間で排出されて、共有の範囲も腕の届く程度が限界。主人公のケイドが仲間たちと研究を重ねて、無制限に脳内にネクサスを留めることができるようになったことから、当局に目をつけられることとなります。

以下、あらすじ。

神経科学研究の進歩により、ポストヒューマンの存在が現実味を増し、その技術が取り締まられるようになった近未来。記憶や官能を他人と共有できるナノマシン、ネクサス5を生み出した若き天才科学者ケイドは、その存在を危険視した政府の女性捜査官サムに捕らわれてしまう。彼女らに協力を要請されたケイドは、スパイとなって中国の科学者朱水暎を探ることになるのだが!?息詰まる攻防を描くノンストップ・SFスリラー。

主人公であるケイドは狂言回しに近く、仲間のワッツや捜査官のサム、潜入先の朱のキャラが深掘りされます。個人的にはワッツをもっと活躍させて欲しかった。

本書の著者は「ラメズ ナム」です。この作品は、ネクサスシリーズ三部作の1作目にあたる作品らしいのですが、続刊は邦訳されていません。最後まで書かれていないことが多くてもにゃりとするかもしれません。早く続刊出て欲しい……

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