1,000%偏見であるが、画商といえば大阪・日本橋や東京・秋葉原でオタクに何十万円もの高額複製画を売りつける悪い絵売りだ。毎日の生活が苦しいといっていた知人がン十万円する複製画を契約したと聞いて驚いたのが記憶に新しい。本人が満足しているならそれで良いのだが……
島の発展とともにあやしい人物が増えた。先日紹介した投資ブローカーや、つねきちと名乗る画商だ。つねきちは自分のテリトリーである船で商談を始めた。
店内は薄暗く、絵画の品質の確認が困難になっている。
どうもつねきちの扱っている美術品は贋作ばかりだが、確定で1枚真作が混じっているとのことだ。現実であれば近づきもしない画商の店舗であるが、島の発展のため絵画を見極めなければならない。
これはアレだ…… Photoshopの起動画面！ ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」だけど、右側がスカスカな気がするので贋作だろう。ちなみに Illustratorの起動画面だとあとからツッコミが入った。
次はアルチンボルドの「四季」のうち「夏」。野菜で顔を作るユニークな作品で、これは四季のなかで一番の有名作だと思う。当時伝来していないナスを使った作品だけど代わりに洋梨が描かれているので贋作だろう。
次は伊藤若冲(じゃくちゅう)の「紫陽花双鶏図」。証明の関係で赤く見えているだけなのか、アジサイが赤いバージョンがあるのか、贋作かどうかわからなかった。Postcrossingでポストカードを送ったところとても喜ばれた。
最後の一枚は写楽の「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」はみたところ問題ない。もっと解像度が高ければ決定的な違いがわかるのだろうけど、私には指の形などで真贋の判定はできない。
写楽を購入して店舗を出た。
