酢ろぐ!

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ゲームボーイポケットにバックライトをつけて暗いところでも遊べるようにする

まじか……巷ではゲームボーイポケットのバックライト対応は初代ゲームボーイ(DMG-01)より難しいと言われています。

ひとりGameboy Advent Calendarを支えてくださったしえんさんもゲームボーイポケットのバックライト実装が難しいことを教えていただきました。

しかしモノトーン氏がゲームボーイポケット版を作って!というので、あれこれ手段を使って買い集めた結果、手元に5台集まりました。全部ジャンクなので問題が諸々あります。

  • クリアパープル(裏蓋なし)
  • ブラック
  • オリジナルグレー
  • オリジナルグレー(液晶劣化)
  • ブラック(前期モデル、液晶カバーなし)

液晶の反射板を剥がす

覚悟を決めたのでゲームボーイポケットのバックライト実装に着手しはじめました。

グレーの液晶が劣化しているので壊れたとしても心が折れることがなさそうです。まず、劣化している液晶で試してから本命の液晶で実験してみようと思います。

液晶だけを取り出します。外装の取り除き方については初代ゲームボーイとそう大差がないので割愛します。

反射板を剥がす作業中に液晶の表面に傷をつけてしまうこともありえます。マスキングテープを貼って画面を保護します。

作業中にひっかからないようにしたいので、マスキングテープの余った部分を切ってしまいます。

裏返してハーネスと反射板を固定しているセロハンテープを切ります。スポンジも取り除いてしまいましょう。

反射板は必ずハーネス側から剥がしましょう。逆からめくっていくと無理な負荷がかかってしまって断線してしまいます。

カッター(アートナイフ)を入れて偏向板を削ぎ落として、ラジオペンチでめくりやすいように角を持ち上げました。

集中していたので作業途中の写真はありませんが、反射板を取り除くことができました。

電源を入れてみて画面表示に支障がないか確認してみましょう。何度も服にペタペタして粘着力を落とした反射板を挟みました。

ニンテンドーのロゴがうっすらと表示されているのが分かりますでしょうか。ハーネスを破損することなく反射板を剥がすことができました。

あとは、バックライトに電気を流すだけですね。

バックライトを実装する

プラスとマイナス。プラス側には抵抗をつけます。HHLで買ったバックライトであれば抵抗がセットになっているのでそれを使えばいいでしょう。

はんだ付けしました。仮付けなのでちょっと適当です。

初代ゲームボーイと違って隙間がないのであとでリード線の長さを合わせる必要がありあそうです。

Nintendoのロゴが綺麗に表示されているのが確認できました。あとでBivertモジュールを実装するので画面は反転しています。

静止画だと分かりにくいので動画を撮ってみました。

劣化液晶だからか角度によっては真ん中部分がほとんど見えません。のちほど綺麗な液晶に交換したいと思います。

2枚目の液晶でも試してみました。

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