酢ろぐ!

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ゲームボーイ型のゲームデバイス「New BittBoy」が届きました!

ゲームボーイ型のゲームデバイス「New BittBoy」がようやく届きました……

公式ページで2月4日に注文して、本日3月25日に到着しました。待っている間の2ヶ月間でCFWのバージョンもv2.xからv3.3までアップデートしました。New Bittboy本体そのものもバージョンアップしており、rev1ではCFWを使っての起動に半田付け(特定の回路をショートさせる)が必要でしたが、rev2.5では内部OSが削除されてCFWの利用が前提となりました。待たされて逆によかったのかもしれませんね。

本記事ではNew BittBoyを開封して、起動させるところまでを紹介します。

New BittBoyについて

New BittBoyはゲームボーイポケットよりも小さなサイズで、バックライト液晶が実装されているので、どこでも場所を選ばず遊ぶことができます。初代ゲームボーイよりとても小さくて、ゲームボーイアドバンスと同程度の大きさです。

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デォルトでNES/GB/GBCに対応していて、市販のゲームソフトを遊ぶ場合にはdumpする必要があるので敷居が高いですが、有志が個人で作成しているゲームに関してはそのままプレイすることができます。なぜか2018年に入ってから新しいファミコンやゲームボーイ作品が続々登場しています。

本記事で紹介している「New BittBoy」は下記の公式ページから購入することができます。

僕は不良品の交換に対応してくれそうという理由で公式ページから購入しましたが、在庫がない状態でも購入できてしまうので在庫が復活するまで待たされてしまうことがあります。Aliexpressでも販売されているので在庫を持っている信頼できるセラーを探してみてください。

公式ページで購入する際にクーポンコード happy2019 を入力していただくことで20%オフで購入することができます。

開封の儀

New Bittboyは可愛い箱に入っています。

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開封すると、梱包用の袋にBittboyのロゴがプリントされています。

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付属品は充電用のmicroUSBケーブルと、AV出力用のコンポジットケーブルです。

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CFWをインストールしてSDカードを用意する

前述の通り、New Bittboyは現在も開発が進んでおり頻繁にアップデートを繰り返しています。その関係からかデバイス側にOSは搭載されておらず、microSD側にLinux OSをインストールしておく必要があります。8GB以上のmicroSDカードを用意しておきます。

microSDも最近は安くなったので、Transcendブランドで1,000円以下で買えるmicroSDを個人的にオススメしておきます。

旧モデル Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応 5年保証 TS32GUSDU1P

旧モデル Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応 5年保証 TS32GUSDU1P

CFWイメージをダウンロードしてきて、microSDカードにイメージを書き込むだけですが、スクリーンショットを混じえながら手順を別記事にて紹介しています。

New Bittboyを起動する

CFW v3.3 (Build 20190320)をセットアップしたmicroSDカードを挿して起動しました。

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v2.xではRボタンでタブの遷移をしていましたが、v3.3ではTボタンを使ってタブを遷移させるように変わったようです。

1ページ目はMP3プレーヤーやエディタアプリが並んでいます。Explorerはファイルマネージャーです。中身を見るとまるっきりLinuxが載っているようなので、

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2ページ目はエミュレータが並んでいます。ファミコンでしか動作確認をしていませんが、PlayStationとかどう考えてもボタンが少なくてどうやって遊ぶのかわかりません。

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3ページ目はmicroSDのappsディレクトリ配下にLinuxのアプリを配置しておくと使える(ようです)。4ページ目は設定関係になっています。

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野うさぎ亭さんの「東方老桜夢」で遊んでみました。

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DumBoさんの「UNLICENSE HVC CHECK CASETTE」を起動して、コントローラーの入力が拾えているかも確認してみました。T-AとT-BがそれぞれAとBボタンとして認識されているようでした。

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バッテリーはGBASPのものと互換性あり

この手のデバイスは、バッテリーがダメになってしまう=使えない文鎮になってしまいがちです。独自形状のバッテリーが壊れてしまうと交換ができなくて本体ごと破棄しないといけなくなってしまいます。

確認したところ、バッテリーはGBASPのものと互換性があるようです。

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GBASPのバッテリーとの違いは、中央部分の突起物の有無だけのようです。New BittBoyのバッテリーをGBASPに挿れてみましたが問題なく電源が入りました。

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AmazonではGBASPの互換バッテリーがたくさん売られており、今後十年くらいは供給され続けるでしょうから、少しは安心して使うことができそうです。

まとめ

New Bittboyの基本的な使い方については以下の記事をご参照ください。

ここまで書いて思ったのが、自分でdumpしてROMデータを用意したり、CFW用のmicroSDカードを作成したりと、決して「New BittBoy」は万人受けしないであろうということです。Linuxで動いているようなので、既存のゲームをインストールして遊ぶこともできそうですが、やはり難易度は高めです。

むき出しのLinuxにも触れられるというところで「PocketC.H.I.P.」を思い出しました。

専用のGUIが用意されているので「PocketC.H.I.P.」よりは直感的に操作することができます。バックライト付き液晶と入力用デバイスがついて$32なので、人によってはゲーム以外での利用方法を見いだすことができそうですね。

(2019/04/12追記) CFW v3.5betaでゲームボーイのセーブができるようになった!…がたまにセーブデータが消える

もともとNew BittBoyを買った理由のひとつとして、「風来のシレンGB2」が遊べてバッテリー稼働してラフに使って壊しても後悔しないデバイスを求めていたからでした。4千円以下で購入できて、壊れたら新しいのを買えばいいやと割り切れるNew BittBoyは条件にマッチしていました。

風来のシレンGB2 ~砂漠の魔城~(通常版)

風来のシレンGB2 ~砂漠の魔城~(通常版)

New BittBoyのCFWにはゲームボーイエミュレータがふたつ搭載されています。「Gambatte」と「OhBoy」です。「風来のシレンGB2」をプレイしたところ、それぞれのエミュレータで問題がありました。

Gambatteは、画面表示が正しいがセーブ/ロードができない(ステートセーブのみできる)。やり直しが効かないのがシレンシリーズの特徴なのに、毎回ステートセーブ/ロードしないといけないのは論外です。セーブは自動でできて、また電源入れたら続きから遊べる状態にしておいてほしい。

OhBoyは、セーブ/ロードが正しく実行できますが画面表示がおかしい点です。シレンGB2は特殊なマッパーを使っているのか、セリフ部分が乱れてしまいます。

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OhBoyではセーブ/ロード機能に問題はないが、正しく画面が表示できないのでシレンシリーズでは致命的

New BittBoy CFW 3.5betaでBittBoy向けにカスタマイズしたゲームボーイエミュレータが追加されました。

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CFW 3.5betaでGB/GBCエミュレータが追加された。BittBoy向けにカスタマイズされているので画面表示もセーブ機能も問題ない

BittBoy向けにカスタマイズされているので画面表示もセーブ機能も問題ありません。問題がありました。

セーブすると一見きちんと保存できているように見えるのですが、電源を切って再開すると高頻度でセーブデータが消えていることがわかりました。念のためと思って保存していたステートセーブもできていなかったようです。

2019/04/12時点のCFW v3.5betaで追加されたGambatteは使わない方が良いかもしれませんね。正式版のリリースを待つことにしたいと思います。

(2019/04/22追記) CFW v3.5でセーブデータがおかしくなる件について

セーブデータが消えてしまうのは、不用意な電源OFFが原因だと掴めてきた。

エミュレータがセーブファイルを書き出し中にプロセスを終了した場合、または物理電源を切断した場合に不正なセーブデータが残ってしまう。不正なデータができた場合には、次回以降上書きができなくなってしまうので、セーブができない状態になってしまいます。

New BittBoyの開発者がDiscordで「ハードウェア電源ボタンをOFFにするのは、システムメニューでOSを終了にしてからにして」と回答していた。