酢ろぐ!

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ゲームボーイ(DMG-01)を分解する

ひとりゲームボーイアドベントカレンダー2016の第4日目です。前日の記事は「ゲームボーイを買いました」でした。

ゲームボーイの造りはとてもシンプルです。

それもそのはず、初代ゲームボーイは1989年4月に発売されてから27年も経過しています。当時の最新技術の結晶といえども、現在の携帯ゲームハードウェアと比較すればとてもシンプルに見えるのでしょうか。

しかし、そのシンプルさのおかげで、僕のようにはんだごて初心者でもなんとか改造をすることができます。後発のゲームボーイポケット以降は基盤も複雑になってくるので、到底僕の手には負えそうにもありません。

さて、今日は初代ゲームボーイ(DMG-01)の1号を解体していきましょう。

外装をはずす

外装はYネジになっています。

ハーネスがつながっているので無理矢理ケースを開けないようにしましょう。

パカッ

ハーネスを抜いて基盤を取りはずす

初めはこのハーネスを抜くのが怖いと思います。

湾岸戦争で空爆を受けても大丈夫だったゲームボーイなので怖がらずにゆっくりと抜きましょう。あとから何度も抜き差しすることになると思うのでそのうち慣れると思います。ディスプレイのハーネスを抜きます。

別の角度からみました。

お弁当箱と言われるわけですね。電源側の基盤と液晶側の基盤に分割することができます。

組み立て時にわかるのですが、液晶側基盤から何本かネジがなくなっています。おそらく前オーナーが縦ライン抜けを直してそのままきちんとネジを閉めなかったのだと思います。

電源側の基盤を分解する

開けてしまえばあとはプラスドライバーだけで外装から基盤を取り外すことができます。

イヤホンジャックの基盤が腐食(?)しているのか白くなっちゃっています。経年劣化でフラックスが浮いてきているのかもしれませんね。

プラスネジを取ると外装から基盤を取り外すことができます。

カセットを挿す部分にあたる金属を外しました。カセットの取り外しがたくさん発生するのでこの部分はあえて金属にしているんだろうか。

電池ボックスの電池受けも取り外した。電池の液漏れが発生したのか腐食した跡があります。でもそのうちのひとつはなんか磨いたあとがあります。

ひょっとして電池の液漏れ腐食のゲームボーイを修理したのを買っちゃったのかもしれません。

液晶側の基盤を分解する

ネジを外してみた。

ゴムを外した。

液晶にはカバーを固定するために使われたであろう瞬間接着剤の揮発跡が残っているようです。あと、スピーカーが汚いので掃除しよう。

ようやく外装が取り外せました

ようやく外装が取り外せました

ネジ受けの部分が破損してる。

まとめ

後日わかるのですが、このゲームボーイは前オーナーによる漂白・ライン抜けの修理品であることがわかります。

初めてゲームボーイを分解したのもあって、この時点では経年劣化のせいなのか、前オーナーが弄りまわして壊したものなのかわかりませんでした。

ネジの件や液晶の固定具が溶けていてライン抜けの修理をした痕跡が伺えます。しかし、ネジ受けを潰さなくてもなぁ……

さて、明日からこの初代ゲームボーイのレストア作業を進めていきたいと思います。

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