酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

横浜・山下公園にビールを飲みに行ったら氷川丸と護衛艦いずもがいた話

オクトーバーフェストに行きましょうって誘われたので、山下公園(元町・中華街)に行ってきました。大体1時間40分〜2時間くらいの道のりでした。乗り換えがスムーズならもっと早いと思います。

山下公園に着くとワールドフェスタなるものがやっていました。

www.yokohama-cci.or.jp

チェコとかアメリカ(ハワイ)とかベルギーとか様々な国の料理を作っている出店と、民族衣装だったり輸入食品を売っている出店が並んでいました。

ペルーの出店もあってアルパカグッズが置かれていました。嫁がアルパカを好きなのでちょろっと見てきました。ちなみに本物のアルパカ毛が使われているアルパカのぬいぐるみは持っていて家で飾られています。

巨大アルパカ人形。みんな頭を撫でてました。

アルパカのキーホルダーがひとつ500円で売られていました。

ベビーアルパカの毛を使って編まれたポンチョがあったのですが結構なお値段がしていたので諦めました。

氷川丸

山下公園に行って氷川丸(ひかわまる)を見たときには「まじかーこれまじかー」って言ってました。

氷川丸には「日枝丸(ひえまる)」「平安丸(へいあんまる)」という姉妹船がいました。3隻とも貨客船として日本ーシアトル・バンクーバー航路に就航していました。

1937年(昭和12年)の支那事変以降、国際社会における対日感情が悪化していたのですが、1941年(昭和16年)には日本の資産凍結されてしまったためシアトル・バンクーバー航路が廃止されます。帝国海軍に徴用されて日枝丸と平安丸は特設潜水母艦に改造されて、氷川丸は海軍病院船として改造されてしまいます。

特設潜水母艦から輸送船と役割が変わっていく中、日枝丸は潜水艦の魚雷によって、平安丸は空襲によってそれぞれ沈められてしまいます。病院船は国際法で保護されていたのもあったのか氷川丸は終戦まで残りました。その後、紆余曲折あって山下公園に係留されて保存されることとなりました。

なんで氷川丸の話を知ってるかというとジパングに出てくるんですよね。「山下公園の氷川丸にクリソツやな」「あれは氷川丸の姉妹船の平安丸やで。トラック諸島で沈められはず!」みたいな会話をしてるのを見て調べたんですよね。

ハセガワ 1/350 日本海軍 特設潜水母艦 平安丸 40082

ハセガワ 1/350 日本海軍 特設潜水母艦 平安丸 40082

ところでお気付きだろうか。

一番最初の写真で氷川丸の遥か遠くに海自艦艇ぽいものがあることに。これは……!?

いずも

出雲国を由来とした護衛艦「いずも」です。艦艇の名前を出雲国から取るのは2回目で、帝国海軍の装甲巡洋艦「出雲」がいます。いずもの詳しいスペックは海上自衛隊のウェブサイトのカタログをみてください。

www.mod.go.jp

少し離れた場所(氷川丸の場所)からズームして撮影。甲板の上に毛が生えているみたいに見えるのが人間のサイズです(大きすぎてサイズ感がわからなくなる)。

右舷側から撮影。写真だとわからないけど実物をみたらものすごく巨大に感じると思います。

艦橋。白くて丸いやつが何か気になる方はWikipediaの電子戦装置をご覧ください。

おそらく普段は物資の搬入・搬出に使われるところ。

後ろから艦橋を撮影しました。

写真だと若干わかりにくいのですが左下の方にスクリーンが写ってるのが見えるでしょうか。

ヘリが搭載されているひゅうが型といずも型との違いは輸送機能で、このスペースにトラックを50台詰められるみたいです。

搭載される哨戒ヘリ。いずもでの標準運用では哨戒ヘリが7機と救難・輸送ヘリが2機が搭載されるみたいです。

近くに停泊してたおそらく海自の艦艇。僕にはシルエットだけでは名前はわからなかったです。