酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

開発-OpenCV

OpenCVの機械学習「haartraining」に掛かる時間についてと改善策

精度の高いオブジェクト検出器を作成するにはノウハウの蓄積が必要だと深く感じています。 永田雅人さんが書かれた「実践OpenCV」によれば、実用的な精度の検出を実現するためには、ポジティブ画像が7,000枚、ネガティブ画像が3,000枚必要だと言われているそ…

学習データを評価する「opencv_performance」

「haartraining」を使って作成した学習データの評価をおこなうことができます。 コマンドラインオプションの説明 こちらのページと永田雅人さんの「実践OpenCV」から引用させて頂いています。 コマンドライン 説明 -data <学習の作業用dir> 訓練された分類器…

オブジェクト認識学習におけるポジティブ画像とネガティブ画像について

ポジティブ画像のことを 正解画像 、ネガティブ画像のことを 不正解画像 と呼んでいる方もいます。 OpenCVのオブジェクト認識について、あまり日本語で書かれている記事を見かけないので、いろんな場面で英語で検索することがあると思います。そのような時に…

Windows Phone 8向けにOpenCVを移植してみた

Could be ported OpenCV for Windows Phone!Windows Phone 8では(おそらくゲームのリアルタイムな描画の為に)ネイティブコードを扱えるようになりました。以前解説したように、ゲーム以外の目的でもネイティブコードが扱えるのは確認済みでしたので、OpenCV…

OpenCVをインストールする Windows 8(Release Preview)編

Windows PhoneでOpenCV使えないかなぁーと心の底から思っています。むしろMetroスタイルアプリでOpenCVが使えたら、わざわざWriteableBitmapEffectorなんていうライブラリ書かなかったのに。 それはさておき、以前、iOSでOpenCV使ったときにインストールの仕…

@garicchiが開発した画像認識の学習支援ツール「OM」がGitHubで公開されました

「ポジティブ画像の手動マークアップツールの構想案 - 酢ろぐ!」で無茶振りして@garicchiに作成していただいた「OM」がGitHubで公開されました。 -GitHub - garicchi/OM: [WPF][C#][Project]酢酸先生の依頼により作られた画像の座標指定ソフト 上記でも書い…

ポジティブ画像の手動マークアップツールの構想案

最近、僕はOpenCVを使って精度の高いオブジェクト検出をするために試行錯誤しています。今日もそれなりの精度で認識させることができたのですが、まったく同じではないけれど少し特徴の似ている部分も誤認識してしまって途方にくれていました。 Twitterで愚…

1枚の画像から複数のポジティブ画像を生成する「opencv_createsamples」

1枚の画像から複数のポジティブ画像を生成するには、「opencv_createsamples」というツールを使用します。特定のロゴ画像等から複数のポジティブ画像を作成するため用意されているツールです。数枚の顔写真から複数のポジティブ画像を生成する用途で使われる…

OpenCVのopencv_haartraningで学習中に表示されるヘッダの意味

http://cv-kolaric.blogspot.jp/2008/03/output-from-haartrainingexe.html (2013/12/15追記:ブログが閉鎖された様です)を参考にして、opencv_haartraningの学習中に表示されるヘッダが何を表しているか調べてみました。 +----+----+-+---------+---------+…

OpenCVのインストール(Mac OS X編)

OpenCVは、インテルが開発し公開したオープンソースの画像処理ライブラリです。Wikipedia 先生曰く沢山の機能を持っているようです*1。 画像処理 構造解析 モーション解析と物体追跡 パターン認識 カメラキャリブレーションと3次元再構成 機械学習 ユーザー…