酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

「全国国衆ガイド 戦国の‘‘地元の殿様’’たち」を買った

だるさん(id:daruyanagi)がこんなことを言っていました。

大名ガイドならぬ国衆ガイド!

「こりゃあえらいものが出てたんやなぁ」と早速Amazonでポチりました。

全国国衆ガイド 戦国の‘‘地元の殿様’’たち (星海社新書)

全国国衆ガイド 戦国の‘‘地元の殿様’’たち (星海社新書)

国衆(くにしゅう)は国人(こくじん)とも言って詳細な話はWikipediaでも読んで貰えれば良いのですが、地元密着型の領主のことです。幕府から派遣された守護や代官はより広域な領地を支配していました。

室町幕府ができてしばらく経つと中央では政争が始まり、地方に対して支配力が弱まります。地方に派遣された守護家は収入をチョロまかして勢力を増して「戦国大名」に変質していきます。

時代のビックウェーブに乗れた守護家は守護大名として活躍していくこととなります。この過程で国衆を家臣として組み込んでいきます。守護大名の有名どころは今川義元でしょうか。

戦国時代を経て江戸時代に入った時点で残っている家は多くはなく、守護大名としては、上杉家・細川家・島津家・佐竹家・宗家など僅かな家しか残れませんでした。

戦国時代のビックウェーブに乗り切れなかった旧支配者層は脱落していきます。いわゆる下克上の時代になり、戦国時代には守護の家臣に組み込まれた国人領主が地元密着型の強み(?)を生かして大名になったりもしました。

国人領主から戦国大名への成り上がりの有名どころといえば毛利元就でしょうか。中国地方を支配していた守護大名・大内氏に仕えて、活躍していた安芸の毛利元就は大内家の内部分裂を誘発させて、最終的には大内氏を滅亡に追い込み、中国地方の覇者となります。

大内氏は勢力を増した国衆・毛利氏に滅亡へ追いやられますが、一方で勢力を増した国衆を取り込んで家名を存続させたのが上杉家です。

越後の国衆・長尾氏は、上杉氏に仕えますが長尾景虎の時代に勢いをつけて、上杉家は家内統一ができず北条氏に追い詰められると上杉憲政は、家臣の長尾景虎に上杉氏の名跡を継がせます。長尾景虎は上杉政虎と名前を変えて越後を支配していきます。のちの上杉謙信です。

……と有名どころについては知ってるのですが、それ以外に関してはほとんど知らないので楽しみです。

しかし、到着が4週間〜8週間待ちとは結構遅いすなぁ……