久しぶりにpythonをいじることになったため、macOSにHomebrewを使ってpythonをインストールする。
環境情報
- MacBook Pro(16インチ、2021)
- Apple M1 Pro
- macOS Monterey v12.1
- Homebrew 3.3.9
macOSでアプリ開発をしている場合、おそらくすでにHomebrewがインストールされていると思う。もしHomebrewがインストールされていない場合には https://brew.sh/index_ja にしたがって事前にHomebrewをインストールしておくこと。
% brew --version Homebrew 3.3.9 Homebrew/homebrew-core (git revision 0f22e62c1b8; last commit 2022-01-10) Homebrew/homebrew-cask (git revision 17a08afc32; last commit 2022-01-10)
Homebrewを使ってpythonをインストールする
まずはpythonがインストールされているかどうかを確認する。v2.7.18なのでOS組み込みのものだと思われる。
% which python /usr/bin/python % python --version Python 2.7.18
将来的にpythonのバージョンアップが必要になった場合にバージョンの切り替えができるようにHomebrewを使ってpyenvをインストールする。最近はvenvの方が主流のようだがよくわからないので過去に使ったpyenvを利用する。
brew install pyenv
pyenvがインストールできたら、インストール可能なバージョンリストを確認する。
% pyenv install -l Available versions: 2.4.0 2.4.1 ...(省略) 3.9.7 3.9.8 3.9.9 3.10.0 3.10-dev 3.10.1 3.11.0a3 3.11-dev
2022/01/10現在、安定版は 3.10.1
のようだ。3.10.1
をインストールする。
pyenv install 3.10.1
python 3.10.1 がインストールできたかどうか確認する。
% pyenv versions * system (set by /Users/ch3cooh/.pyenv/version) 3.10.1
3.10.1 をデフォルトで使いたいので有効なバージョンを切り替える。
% pyenv global 3.10.1 % pyenv versions system * 3.10.1 (set by /Users/ch3cooh/.pyenv/version)
このままpythonを使おうとすると「システムのpython」が動いてしまうため、pyenvにパスを通す。pyenvへのパスの通し方はpyenvやmacOSのバージョンによって異なるので、事前に「GitHub - pyenv/pyenv: Simple Python version management」のドキュメントに目を通しておくこと。
echo 'eval "$(pyenv init --path)"' >> ~/.zprofile echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc
以上でpython 3.10.1 が利用できるようになった。
% python --version Python 3.10.1