酢ろぐ!

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ゲームボーイアドバンス 1号をレストアしました

ひとりゲームボーイアドベントカレンダー2016の第7日目です。前日の記事は「ゲームボーイ(DMG-01)2号をレストアする」でした。

メルカリでゲームボーイアドバンス(GBA)を買いました。「昔は動いていたけど今は動かなくなった」と説明には書かれており398円でした。販売手数料と送料だけで消えてしまい、売り手からしても利益はゼロなのでは…と心配になります。

でも、ゲームボーイアドバンスにはそこまで思い入れはないので、この値段設定でなければ手を出していなかったと思います。

状態としては下記の通りです。

  • 外装の日焼け
  • 中身の埃がすごそう
  • 電源そのものが入らない

大分、過酷な環境に置かれていたのがわかりますね。

ゲームボーイ1号、2号は見てくれこそ悪かったけど電源そのものは入っていました。このゲームボーイアドバンスはうんともすんとも言いません。

とりあえず中身を見てみないと状態がわかりません。

スピーカーの隙間から埃が入って汚いのがわかります。

ゲームボーイアドバンスを分解する

背面をみても液漏れの気配はありません。なんで電源入らないんだろう?

ゲームボーイアドバンスでもY型ドライバーが大活躍です。さすがにゲームボーイの登場から20年、基盤の細かさが違います。PSPだともっと細かそう。

ゲームボーイでは2枚の基盤で制御していたのが、基盤1枚で全てをまかなえるようになっているようです。

液晶のフレキは黒い部分を引っ張って取り外します。力技でフレキを抜こうとすると破損してしまいそうです。

電源が入らない(通電しない)ということだったので、接点洗浄剤でゲームボーイアドバンスの電源スイッチの汚れを洗い流します。速乾性なので乾かないうちにON/OFFをカチカチと繰り返します。また接点洗浄剤で洗い流してスイッチをカチカチする…を繰り返します。

外装をクリーニングする

基盤を全て取り外すことができましたので洗剤でゴシゴシ洗うことができるようになりました。漂白剤に浸す前にシールが汚いので全部剥がしておいた方が良さそうです。

ところどころ日焼けしたように黄色くなっていました。洗剤で洗うことでホコリは落とすことはできそうですけれど、変色に関しては漂白剤でなんとかできるのか心配です。

ワイドハイターEXを使って初代ゲームボーイのように漬け込んで漂白します。

【大容量】ワイドハイターEXパワー 衣料用漂白剤 液体 詰替用 880ml

【大容量】ワイドハイターEXパワー 衣料用漂白剤 液体 詰替用 880ml

ジップロックに漂白剤を入れて紫外線の当たる日向に置いて放置します。(写真撮り忘れました)

ゲームボーイアドバンスを組み立る

漂白剤のおかげで外装は綺麗になりました。

ただ、外装上部の変色部分は漂白剤では元の色味に戻すことはできませんでした。これがクリアカラーではなくて普通のプラ色であればなんとかなっていたような気もします。

あとは組み立てていくだけです。

一応ゲームが起動するようになりましたが、残念ながら電源が不安定で本体を動かしただけで電源が切れたりします。

Amazonの画像と比較してみましたが、経年劣化による退色で元の色と比べるとものすごくくすんで見えます。

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起動確認用の「星のカービィ」を起動してみました。

しかしこの青っぽいスケルトン*1はおもちゃっぽい感じがしますね。スケルトンに格好良さを見出せない自分としてはゲームボーイアドバンス初期カラーのパープルが好きです。

これでゲームボーイアドバンスのレストアは終わりです。

おまけ

さぁ、記事も書き終わったので「よかったよかった、裏蓋をして片付けよう」と裏蓋のツメに指をかけたところ……(ポキッ)

ああああああああああ!!!事故った。

ABS樹脂がものすごく劣化していたようです。蓋をつけようとしたらポキッと逝ってしまいました。

最後の最後でこれは悲しい……負荷がかかるツメの部分なので、ABS樹脂用の接着剤を使っても治らないよね。

以上でレストアは終わりです。

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*1:注・ミルキーブルー