昨日開封したレトロフリークでしたが届いた時間が遅かったのとスプラトゥーンのフェスだったので、動作検証が遅くなってしまいました。
昨日開梱だけして放置していたので、手持ちのカセットをレトロフリークで遊んでみました。以前書いた記事はこちらからどうぞ。
メガドライブとゲームボーイはソフトが手元にないのでまた後日検証します。ダンボールの中から見つけたので追記しました。
「端子のピンが抜けた」という検索キーワードでこの記事に来られる方が多いので、記事の上の方に書いておきます。端子のピン抜けが怖い方はメンテナンスをしておくと心配がなくなると思います。またカセットの抜き方には注意が必要です。
既にレトロフリークを使っていてSFC(またはFC)端子のピンが抜けた方はサイバーガジェットのサポートに連絡しましょう。初期保証期間が3ヶ月(直販の場合はもう少し長いと聞きました)なので、ピンが抜けてしまった場合には早めに相談した方が良いと思います。
目次
- 目次
- 初回起動時
- スーパーファミコン
- ファミコン
- PCエンジン
- ゲームボーイ
- メガドライブ
- 本体側のスーパーファミコンの読み取り端子が潰れた
- 故障後のアフターケアについて
- ファームウェアのバージョンアップ履歴
初回起動時
まずは本体を起動してみます。レトロフリーク本体の裏側に電源ボタンがあるので起動します。ファームウェアのバグなのかどうなのかわからないのですが、長押ししないと反応しないときと単押しで反応するときがありますが条件はわかりません。
起動すると正面側のLEDがオレンジ色に光ります。
初回起動時には言語設定をおこないます。言語設定は、日本語・英語・中国語(繁体)から選択します。
さらに使用承諾に同意します。
以上で、起動時の設定は終了です。
スーパーファミコン
まずは「スーパーマリオワールド」です。今気付いたのですがタイトルの上に「スーパーマリオブラザーズ4」って書かれているんですね。
本体DBにもマッチしたのかタイトルが表示されました。カセットから正しく読み出せなかった場合にはタイトル部分が「Unknown」と表示されます。
ゲーム自体は普通に動いているんだけどレトロフリーク付属のコントローラーがやっぱりダメな感じ。コントローラーアダプターがあるのでスーパーファミコンの本体箱を発掘してくる必要がありそう。
スーパーファミコンのカセットは挿す時はかなり楽だけど、抜くときが少し抵抗がありました。気をつけた方が良さそうですね。 (追記:←と書いていたのにヨッシーアイランドを挿したときに読み取り端子を潰してしまいました。)
スーパーゲームボーイは起動するけれどゲームはできませんでした。
ファミコン
ファミコンのテストには僕が持ってる中で一番古い「ドアドア」を使います。
こっちもきちんと読み取れているようです。
テトリスは動きました。懐かしい度でいうとドアドアよりもテトリスの方が感動しました。
ファミコンのカセットは挿す時に少し抵抗があって、抜くときがものすごく引っかかるので気をつけたほうが良さそうです。無水エタノールと接点復活剤は必須ですね。
本体の個体差なのか保存状態の問題なのかファミコンは認識率がかなり低いです。「まじかるタルるートくん2」「なかよしといっしょ」は認識しませんでした。
「クインティ」は認識して読み込みもするけれど起動しませんでした。
PCエンジン
PCエンジンは「桃太郎活劇」でテストしました。他にも「ボンバーマン '94」とか「ドラゴンスピリット」とかを持っていたのですが手元に残ってるのはこれしかないので……
こちらもうまく読み出せたようでタイトルが表示されました。
PCエンジンに関しては抜き挿しに関して違和感がありませんでした。スーパーファミコン、ファミコンと違って接点が片一方だけだからかもしれません。
ゲームボーイ
ゲームボーイのテストには「モグラーニャ」「星のカービィ」を使いました。
「モグラーニャ」はスーパーゲームボーイに対応していたのかフレーム付き。「星のカービィ」は未対応だったようで色補完されていました*1。
ゲームボーイもPCエンジンと同じく抜き挿しに違和感はありませんでした。
メガドライブ
メガドライブは「ランドストーカー」でテストしました。「餓狼伝説」は端子が汚れていたので少し警戒してしまい、テストには使えませんでした。
何本かソフトを試していてセーブデータを読み取れたのは初めてでした。
スーパーファミコンとファミコンのように抜き挿しでの違和感はありませんでした。
本体側のスーパーファミコンの読み取り端子が潰れた
レトロフリーク本体のガワがチープなので乱暴に扱っても良いというわけではなく、純正品以上に丁寧に優しく扱う必要があります。
一通り動作チェックができたので「ヨッシーアイランド」で遊んでみようとして挿し込んだのがダメでした……
「ヨッシーアイランド」はスーパーFXチップが搭載されていて、通常のスーパーファミコンのカセットの端子と形状が異なります(接点の数が左右に多い)。普通のカセットよりを抜くときよりも抵抗が強かったのか、カセットを抜くときに読み取り端子を潰してしまったようです。
最初は正しく読み込めていた「スーパーマリオワールド」も読み込めなくなってしまいました。カセットをずらすとUnknown扱いですがゲーム自体はできるようです。
まさか1時間しないうちに壊してしまうとは……つらい。
カセットを挿す前には必ずメンテナンスをおこなう
小学生が乱暴にカセットを抜き差ししても大丈夫なような設計をしていたのだなと、まさかこんなところで実機のハードウェアの素晴らしさを知るとは思ってもいませんでした。
純正品の実機と違ってレトロフリークは汎用品の端子を使っています。基本的に"接続がはずれないこと"が前提の部品なので何度もカセットを抜き差しするには向いていません。最初は抜き挿しの抵抗は個体差の問題かとも思ったのですが、カセットは抜きにくいものだと考えておいたほうが良さそうです。
そうなると、あらかじめ接点復活剤を用意しておく必要がありそうです。
無水エタノールとキムワイプで埃や汚れを取り除きます。
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そのあと、接点復活剤を綿棒に染み込ませてから端子を撫でます。
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メンテナンスなしで挿し込むと不安を覚えるくらい抜けなくなりそうなので気をつけてください。
カセットを抜くときの注意点
両手で抜いてはダメです、前述したようにピンが飛び出てきます。カセットの右端か左端を片手で持って、空いた方の片手で本体を抑えながら抜きます。
RetroNが公式で公開しているカセットの抜き方が参考になるかもしれません。
僕は両手で持ってカセットを抜いたので端子を潰してしまいました。
故障後のアフターケアについて
無償で対応していただけました。
(追記11/06)SFCのピンが飛び出した件についてサポートセンターに問い合わせをしたところ、レトロフリーク本体を抜いてカセットアダプターだけを送るように指示がありました。ピンが飛び出した時に使っていたカセットも一緒に送って欲しいとのことだったのでカセット2本を同梱して送りました。
(追記11/17)そろそろ11日が経とうとしているけれど音沙汰がありません。追加で買ってきたカセットがたくさん増えているんだけど、いつ帰ってくるんだろう……。
(追記11/18)↑のように書いたからか、サイバーガジェットから新品が戻ってきました。見た目的には変わってなさそうです。少し強めに接点復活剤をさしたので問題なく使えています。
ファームウェアのバージョンアップ履歴
別途、下記の記事にまとめなおしました。
*1:カラーパレットの変更ができるようなのですが設定画面に記述を見つけられませんでした