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刀 圧切長谷部

本記事では、へし切長谷部(へしぎりはせべ)について紹介しています。

へし切長谷部(へしぎりはせべ)は、国宝に指定されている日本刀。南北朝時代の作品で、長谷部國重の作と伝えられている。

福岡市博物館蔵。

外見

所在地

福岡市博物館
〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜3丁目1−1

伝来

  • 織田信長
  • 黒田孝高
  • (黒田家)
  • 福岡市博物館

逸話

「圧切長谷部」の由来

南北朝時代に山城国の名工の長谷部国重が作った名刀を織田信長が所有していた。

ある日、無礼な振る舞いをした茶坊主が信長を怒らせてしまった。信長は刀を手に取ったので茶坊主は慌てて膳棚(ぜんだな)の下に隠れてしまった。

棚が邪魔で刀を振り下ろせなかったため、棚ごと茶坊主の胴体ごと圧切(へしぎり)にしたとされるところから圧切長谷部(へしぎりきりはせべ)と呼ばれるようになった。

天正3年(1575年)7月、岐阜城で信長に謁見した黒田官兵衛(黒田孝高)が圧切長谷部を拝領することとなった。圧切長谷部は代々黒田家に伝えられ、現在は福岡市博物館が所有している。

刀剣乱舞(とうらぶ)で知名度を押し上げた

圧切長谷部は有名な刀剣のひとつでしたが、「村雨」「村正」のようにJ-RPGで強い装備として出てくるわけでもなく、メジャーな刀ではありませんでした。

2015年にリリースされたDMMゲームズとニトロプラスで共同製作されたブラウザゲーム「刀剣乱舞(とうらぶ)」によって知名度が押し上げられました。刀剣乱舞(とうらぶ)は、日本の名刀・名剣を擬人化したゲームで、主に若い女性をターゲットにしています。ゲームを起点としてミュージカルやアニメ、実写映画化されており、刀剣に興味を持つ方が増えました。

とうらぶの人気によって知名度が押し上げられ、いままで刀剣に興味がなかった層にもリーチすることに成功しました。旧日本海軍のマイナー艦艇の知名度を押し上げた「艦これ」のケースと類似しています。

www.asahi.com

参考

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