酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

仙川の高射砲陣地跡をみてきた

調布には「東京都調布飛行場」があります。伊豆大島や神津島へのアクセスは調布飛行場が便利です。

東京都調布飛行場の前身は「東京調布飛行場」です。そのまんまですね。

太平洋戦争末期、敗戦色が濃厚になってくると首都防衛が重要視されるようになり、陸軍の要請で東京調布飛行場が作られます。

東京調布飛行場は京浜地区の防空の要でした。連合国軍も要所を狙ってくるのがわかっているので、国分寺崖線の高台に5箇所の高射砲陣地を作りました。そのうちのひとつが神代村字下仙川(現在の仙川)に建てられます。

高射砲陣地には計6門の高射砲があるのが一般的なようで、仙川にも計6門の高射砲が設置されていたようです。戦後撮影された航空写真を元に特定した場所は下図のとおりです。

f:id:ch3cooh393:20160416141152j:plain

このうち一番北側にある高射砲のコンクリート製の砲座だけが残っているようだったので、犬の散歩がてらに歩いてきました。

f:id:ch3cooh393:20160416124929j:plain

この砲座は半分以上削られているのですが一部分だけ残っています。他は仙川の都市開発が進むと同時に住宅地に飲み込まれてしまったようです。

(追記)歴史的な背景を踏まえて仙川の高射砲陣地について書いてみました

sengawaportal.ch3cooh.jp