酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

iOSアプリ向けの広告の種類

本記事ではiOSアプリ向けの広告のうち広く使われているものを紹介します。

広告の種類

バナー型広告

アプリ内広告といえばバナー型広告です。アプリやゲーム問わずもっとも使われている広告です。

Studio Zebraさんの「2chまとめサイトビューア」では、画面下部にバナー型広告が配置されています。

アイコン型広告

バナー型広告に比べて広告サイズが小さく、アプリやゲームのデザインに合わせた配置がしやすいため、最近流行っている広告です。

株式会社面白革命capsule+の「ゾンビ撃て」では、ホーム画面にアイコン型広告が組み込まれています。

全面表示型広告

画面全体に大きな広告が表示されます。バナー型広告やアイコン型広告ではユーザーに関心を持ってもらわないといけませんが、画面全体に広告が表示されると半強制的にユーザーは広告を見ることになります。前述した広告より大きな収益を得ることができる反面、ユーザー操作に割り込むことを考えると使いどころが難しい広告です。

株式会社ベーシックの「マッチに火をつけろ」では、ゲームの終了時に全面広告を表示するようになっています。ゲームを遊び終えて一区切りついているユーザーに広告を見せるようになっており、操作の邪魔にならないようにうまく組み込まれています。

全画面表示型広告は、インタースティシャル型、ポップアップ型広告とも呼ばれることがあります。

オファーウォール型広告

もう一つ「マッチに火をつけろ」にて実装されている「オファーウォール型広告」を紹介します。オファーウォール型広告は、それ自体では広告として機能しません。

開発者側でアプリ/ゲーム側で「オススメのアプリ」などのボタンを用意して、そのボタンがタップされると初めてアプリ/ゲームの一覧が全画面で表示され、別のアプリ/ゲームのダウンロードを促します。

RucKyGAMESさんの「ぐんまのやぼう」では「おすすめ」と書かれたボタンをタップすることでオファーウォール型広告が表示されます。

アドオン販売

アドオン販売は「広告」とは異なる収益モデルですが、広告との相性が良いため、本記事で広告とともに紹介したいと思います。

ユーザーは、乱暴にザックリと「お金を払ってでも広告表示を消したい派」と「広告が表示されていても良いが無料で使いたい派」との二つに分けて考えてみましょう。アプリを無料(Lite)版と有料(Full)版に分けて販売することで両方の欲求を満たすことが可能ですが、AppStoreでは別々のアプリとして換算されることになり、ダウンロード数が分散されることとなりランキング的に不利になってしまいます。

そこで、無料アプリ+広告のビジネスモデルを採用しているアプリでは、その両方のユーザーの欲求を満たす為に、アプリを無料で配布して多くのユーザーにダウンロードしてもらい、広告を見たくないというユーザーに対しては「広告の非表示アドオン」を有償で販売しています。

アールシーソリューション株式会社の「ゆれくるコール」は、無料で提供されており、特に有料のアドオン購入しなくても普段使う分にはそれで十分です。しかし、広告の非表示を望むユーザーのために広告を非表示にするアドオンが有償で販売されています。

「ゆれくるコール」の広告は画面上部に常に表示されていますが、CatHand.orgさんの「Pixitail」はUITableViewのセルとして広告を配置しており、ユーザーが使っていると広告が表示されることはほとんどないのですが、こちらも同様に「広告を非表示にする」アドオンが有償で販売されています。