現在「NSEasyConnect」というアプリを開発している。Nintendo Switchで撮影したスクリーンショットをiPhone経由でSNSへ共有するハブアプリである。
Nintendo Switch でスクリーンショットを撮影しても、下図のようにどのゲームで遊んだかわからない。MakeタグにNintendo co., ltd
と登録されているだけである。
そこで、NSEasyConnectの新バージョンでは、Nintendo Switchから画像を取り込んだタイミングで、EXIF情報を付与して、どのゲームで遊んでいたかがわかるようにしたい。
EXIF情報は基本的にカメラでの撮影を前提としているため、ゲームのスクリーンショットに適用するのは一般的ではない。しかし、Nintendo 3DSでは、SoftwareフィールドにゲームのIDが書かれているため、これを参考にすることにした。同様にSoftwareフィールドにゲームタイトルを設定しようと考えた。
しかし、iPhoneの写真アプリではソフトウェアのタグは確認することができない。macOSなどに転送することで、EXIF情報を確認することは可能ではあるが、一般的なユーザーはiPhoneでの利用が中心となるだろう。そのため、ImageDescriptionにもゲームのタイトルを設定することにする。
結論
3DSの例を踏襲して、以下のようにEXIF情報を設定することにした。
Field Name | 何を入れるか | 備考 |
---|---|---|
ImageDescription | ゲーム名 | |
Software | ゲーム名 | |
ImportedSoftware | NSEasyConnect | カスタムタグ |
また、一部のユーザーからゲームのスクリーンショットにも位置情報を入れたいという意見もあったが、以下の理由から位置情報は扱わないことにした。
- リテラシーのないユーザーが生データを共有して事故が発生する可能性がある
- リテラシーのあるユーザーは自分で対処できると考えられる
設定をした画像はこのようになった。
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EXIF情報の詳細については「Exif 2.3 タグ - Vieas Web」を参考にし、EXIFの確認は「EXIF確認君 - 画像情報解析ツール」で実施した。