短冊メーカーやテスト用に作った諸々のプロジェクトをデプロイするのに、Webサイトの無料枠を使うのが勿体ないと思いました。「tanzaku.azurewebsites.net」や「cit.azurewebsites.net」は、それぞれ個別にWebサイトの無料モードを使っているわけなのですが、例えば「example.azurewebsites.net/tanzaku」のようにサブディレクトリに配置して、「tanzaku.ch3cooh.jp」でアクセスできるようにはならないかな…と考えました。
Azure Webサイトの解説でよく名前があがる「Kudu」とは何か
Kuduは、Azure Webサイトの「Gitデプロイエンジン」らしいです。国内でkuduの情報を調べたら「しばやん雑記」に行きつくと思います。
そのしばやん雑記で紹介されていたのが以下の記事です。
- Remote Administration of Windows Azure Websites using IIS Manager | Microsoft Azure Blog
- IIS マネージャーによる Windows Azure Web サイトのリモート管理 - Microsoft Azure Japan Team Blog (ブログ) - Site Home - MSDN Blogs
IISマネージャーからAzure Webサイトへ接続する
まずは「IIS Manager for Remote Administration 1.2」をインストールします。誤って異なるバージョンのIISマネージャーをインストールしてしまうとWebサイトへのアクセスはできません。
IISマネージャーから、URL Rewriteの設定をおこなうことが可能です。Azure Webサイトへ接続しましょう。いつもアクセスしているtanzaku.azurewebsites.netではないことに注意します。
IISマネージャーのツールバーから[ファイル]、[サイトに接続...]の順に選択します。
サイトに接続するための情報を入力します。下記の接続情報は、tanzaku.azurewebsites.netにアクセスするための情報です。別のインスタンスで試す場合にはそれぞれtanzakuの部分を読みかえてください。
- サーバー名
- tanzaku.scm.azurewebsites.net:443
- サイト名
- tanzaku
ユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名は先頭に$
がつきます。パスワードは発行プロファイルをテキストエディタ等で開くと書かれています。
- サーバー名
- $tanzaku
- パスワード
- <PASSWORD>
最後に接続の名前を入力します。これはどんな名前を付けても構いませんが、分かりやすい名前にしておいた方が良いと思います。
Azure Webサイトのサブディレクトリにアプリを配置する
サブディレクトリにアプリを配置(デプロイ)する方法です。xin9leさんの以下の記事が参考になります。
この記事を参考にしながら、tanzaku.azurewebsites.netに配置していたアプリをexample.azurewebsites.net/tanzakuにも配置します。
URL Rewriteの設定をおこなう
Webサイトへ接続できるようになりましたのでURL Rewriteの設定をおこないます。既にDNSの設定でtanzaku.ch3cooh.jp
がexample.azurewebsites.net
に割り振られていることを前提とします。
少し縦長画像なので2つに分割しています。下図の設定では、tanzaku.ch3cooh.jpにアクセスされた場合に、example.azurewebsites.net/tanzakuをアクセスする設定です。
以上でhttp://tanzaku.ch3cooh.jp/でアクセスできるようになりました。
この記事だけ読んで設定できるとは思えないので、それぞれ参照した記事をメモしているので、そちらをお読みください。おわり。