Windows Phone 7では、SilverlightとXNAの2つのフレームワークを使ったアプリのみが動作します。それぞれのフレームワークのコアランタイムとして、.NET Compact Framework 3.7が搭載されています。
さらにランタイムの上には共通サービスとして、センサーAPI、Loacation Service、LIVE Serviceなど、Windows Phone 7を扱う上では外せないものが存在しています。
ちなみにWindows Mobile 6.xにも.NET Compact Framework(~3.5)が搭載されておりますが、Windows Phone 7のそれとは別物です。
ベースになっているものが違いますので、Windows Phone 7ではWindows Mobile 6.x向けの(WindowsFormベースの).NET Compact Frameworkアプリケーションは動きません。
v3.5までの.NET Compact Frameworkは、デスクトップ版の.NET Compact Frameworkのサブセットでしたが、v3.7ではWindows Phone 7をターゲットにSilverlight 3.0相当のサブセットになっています。
WebClient、IsolatedStorageのような簡単に使えるAPIが充実しており、スマートフォンの開発環境にしてはリッチなものになっています。