ここでのRe:VIEWは「kmuto ReVIEW」で出てくる出版制作ツール「ReVIEW」を指します。各ツールは以下のフォルダにインストールしています。
Windows環境では、TeXのインストールや環境変数の追加など、若干環境構築が面倒くさいですが、以下のページで環境構築をおこなうための方法を掲載しています。
Re:VIEWをWindowsへインストールする
私の環境は、Windows 8 Pro(64bit/32bit)にReVIEWを導入しました。
Windowsではよくありがちなのですが、「c:\Program Files」や「c:\Users\酢酸\hoge」なので空白か2バイト文字(って表現か適切かわからんけど)になっていると、きちんと動いてくれませんでした。ReVIEWが対応していないのかRubyやTeX正しくパラメータが渡せないのか原因までは追究していません。
- C:\cygwin64
- C:\tools\texlive
- C:\tools\review
ではインストールの手順を簡単に書きます。
- Cygwinをインストールします(Rubyのインストールを忘れないこと)
- Tex Liveをインストールする
- ReVIEWをインストールする
- 下記のフォルダにパスを通す
- C:\tools\review\bin
- C:\tools\texlive\2013\bin\win32
- C:\cygwin64\bin
- コマンドプロンプトで上記のコマンドにパスが通ってることを確認します
- (必要なファイルを用意して)
ruby review-pdfmaker config.yaml
と打ち込んでPDFが生成されることを確認する
以上、WindowsでもReVIEWを使って原稿を書きましょう♪
トラブルシューティング
ひょっとしたらCygwinがワーニングを吐くかもしれません。
cygwin warning: MS-DOS style path detected: C:/tools/review/bin/review-pdfmaker Preferred POSIX equivalent is: /cygdrive/c/tools/review/bin/review-pdfmaker CYGWIN environment variable option "nodosfilewarning" turns off this warning. Consult the user's guide for more details about POSIX paths: http://cygwin.com/cygwin-ug-net/using.html#using-pathnames ruby: No such file or directory -- C:/tools/review/bin/review-pdfmaker (LoadError)
こういう場合は、環境変数「CYGWIN」に nodosfilewarning
を追加する。詳しくは「MS-DOSスタイルのパスが原因でCygwinでワーニングが発生する(Windows環境) - 酢ろぐ!」をご覧ください。
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自動組版ツールの「Re:VIEW」について、私が調べたことは以下のエントリでまとめています。ここでのRe:VIEWは「kmuto ReVIEW」で検索されるツールを指します。