Windows Mobile 6 SDK には、FakeGPS というユーティリティ アプリケーションが含まれています。
FakeGPS を利用すると、ダミーのGPS データを使ってアプリケーションをテストすることができます。
FakeGPS のインストールと FakeGPS を使用したテストの詳細については、MSDN ライブラリの記事「FakeGPS ユーティリティを使用する」を参照してください。
FakeGPSは、SDKに.cabファイルの形で提供されており、端末にインストールして使用します。Windows Mobile SDKがデフォルトの場所にインストールをされていれば、FakeGPS.cabは
- C:\Program Files\Windows Mobile 6.5.3 DTK\Tools\GPS
にあると思います。
FakeGPSのインストールの仕方はとても簡単です。以下の手順でインストールしてみてください。
- 端末がActiveSyncで接続されるのを待ちます
- ActiveSyncのエクスプローラーボタンをクリックします
- FakeGPS.cabを端末に転送し、インストールします
- スタートメニューからFakeGPSを選択して、起動させます
- どの疑似GPSデータ(NMEAファイル)を使用するか選択します
FakeGPSを起動させてみました。
FakeGPS は、事前に記録されているGPS 命令のセットを読み取ります。GPSのデータは、GPSデータ レコーダー(GPSロガーなど)を使用して取得します。
作成されたファイルをFakeGPS デバイスに読みこませると、FakeGPSは擬似的な位置データの変化を発生させます。僕の場合は、自分のアプリケーション用のデータを収集するために中之島辺りを散策したり環状線に乗ったりしました。
当時は位置情報をもとにして最寄りの店舗検索アプリを作っていたので開発にとても役立ちました。
参考
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