本記事では、OpenNETCFとは何かをご紹介したいと思います。
OpenNETCF Smart Device Frameworkについて
Windows Mobile特有の事情なのですが、「Windows Mobileとして」サポートされている機能の多くは、ネイティブアプリから使われることを前提としています。多くの機能は.NET Compact Frameworkでは実装されていませんので直接扱うことができません。
.NET Compact Frameworkでサポートされていない機能を使用する場合、ネイティブコードであるWin32APIをP/Invokeで経由で呼び出す必要があります。
P/Invokeは定義を羅列するだけでも一苦労です。この手間の掛かる部分をOpenNETCFに任せる事ができるので、本質的な部分に(人的・予算的な)リソースを投入する事が出来るのではないでしょうか?
ライセンスの購入について
但し、自由に使えるのはdllだけです。実際にソースコードを見たり、変更をしたい場合には、OpenNETCF.orgへお金を払ってライセンスを購入する必要があります。
多くの個人開発の場合、Smart Device Frameworkの「Standard Edition」で十分だと思います。$50.00程度ですので気軽に払えると思います。
ライセンスの詳細に関しては、OpenNETCF Shared Source Licenseをお読み下さい。
OpenNETCF.org の Smart Device Framework(SDF) にどのようなクラスが存在するのかは、こちらのサイトを見ていただければ把握しやすいかと思います。