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ポケモンカードゲームでタイプ別のエネルギー加速方法を調べた(SM環境編)

本記事は2年以上前に書かれた記事です。タッグボルト環境(sm9)でのエネ加速方法を中心に紹介しており、ソード&シールドシリーズ(V環境)でのエネ加速までサポートできていません。現行環境と利用可能なエネ加速方法が異なっている可能性があります。利用の際にはご注意ください。(2020/09/22追記)

ポケモンカードゲームでは、ポケモンに対してエネルギーを貼って、要求数エネルギーを貼ることによって初めて技を使うことができます。対戦相手よりも早くエネルギーを貼って殴るというのがポケカでの基本戦略です。

ルール上、手札からエネルギーを貼るのは1ターンに1枚までです。ただ1ターンに1枚だけでは、ワザの必要エネルギー8個のポケモンが攻撃するまでに8ターンもかかってしまうことになります。そこでサポートとグッズ、またはポケモンの特性をフル活用して、自分の場を整えていきます。

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強力なワザになるほど要求エネルギー量が増える傾向にある(中には「ベトベトミックスGX」のようにエネルギー0枚で使えるワザもある)

いかにして自分のポケモンを育てるのかをみんな考えています*1。 1ターンに2枚以上のエネルギーをポケモンに貼ることを「エネルギー加速」と言います。略してエネ加速です。

どんなエネ加速方法があるのかいつも悩んでしまうので、タイプ別にエネルギー加速方法を調べてみました。

タッグチームGXは要求エネルギー数がとても多い

2018年12月7日にポケモンカードゲームの新弾「タッグボルト」が発売されます。SM-Cの目玉である「タッグチームGX」が登場します。

「タッグチームGX」は、たねポケモンにも関わらず高HP・高打点の反面、必要エネが多くて気絶した時に取られるサイドの数も3枚と、使い勝手がとても悪いそうです。

ただし、高HPなので倒されるまでにエネルギーをつけてしまえば、2進化ポケモンですらワンパンで倒すことが可能です。ロマンを追いかけるような安定性に欠けるデッキになってしまうのか、はたまた環境を一新してしまうような実用的なデッキになるのかは、タッグチームGX登場前の現時点では未知数です。

新弾バトルはいわば新弾カードの実験場です。2018年12月の新弾バトルではほとんどの選手が、これらのタッグチームGXを採用してくると思われます。

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12月7日に発売されるタッグボルトで追加されたタッグチームGX6種

このなかでも ピカチュウ&ゼクロムGXは、雷エネ3個のフルドライブで150点出して、次のターンにはタッグボルトで200点+ベンチに170点と、場に立った時点でかなりの破壊力を持ちます。バトルポケモンを2体潰して、ベンチのカプ・テテフGXもきぜつさせることができます。

こんな大物を相手にして普通に自貼りしてるだけでは、自分のポケモンが育つ前にワンパンされ続ける悪夢しかありません。

相手よりも先にエネルギー加速して、タッグチームGXを沈めてしまわないといけない必要が出てきました。

タイプ別エネルギー加速方法

どんなエネ加速方法があるのかいつも悩んでしまうので、タイプ別にエネルギー加速方法を調べてみました。

鋼タイプ

エネルギーをトラッシュする技を持ったポケモンが多いため、エネルギー加速手段が豊富です。

  • テンガン山 (スタジアム。毎ターン、トラッシュから2枚手札に)
  • 鋼ジバコイル (特性。手札から何枚でも好きなポケモンつける)
  • メタグロスGX (特性。トラッシュから1枚バトルポケモンにつける)
  • メタグロスGX (GX技。山札から5枚手札に)
  • ルカリオ&メルメタルGX (技。山札から1枚このポケモンにつける)

鋼タイプでのエネ加速については別途個別記事を作成しました。もしご興味ありましたらこちらの記事をお読みください。2019年2月の「フルメタルウォール」で鋼タイプの強化がアナウンスされています。

雷タイプ

エネルギーをトラッシュする技を持ったポケモンが多いため、エネルギー加速手段が豊富です。

  • 雷ジバコイル (特性。毎ターン、手札から何枚でも好きなポケモンにつける)
  • クワガノン (特性。毎ターン、山札から2枚好きなポケモンにつける)
  • カプ・コケコGX (特性。自分の場のポケモンから好きなだけこのポケモンにつける)
  • カプ・コケコPR (特性。トラッシュからベンチポケモン2体に1枚ずつつける)
  • マルマイン (特性。1回だけ、自分の場のポケモンから好きなだけ自分の場のポケモンにつける)
  • アローライシツブテ (技。山札から2枚このポケモンにつける)
  • アローラゴローニャ (技。ベンチポケモンから好きなだけこのポケモンにつける)
  • ゼラオラGX (GX技。トラッシュから5枚好きなポケモンにつける)
  • デンジ (サポート。山札から1枚手札に)

厳密にはエネルギー加速とは異なりますが、雷ポケモンの技を雷エネルギー1個分少なくてよくなります。

  • サンダーマウンテンPR (スタジアム。必要エネルギーが雷エネルギー1個分減らせる)

炎タイプ

未調査。

エネルギーをトラッシュする技を持ったポケモンが多いため、エネルギー加速手段が豊富です。

  • リザード (特性。1回だけ、山札から5枚このポケモンにつける。不確定)
  • リザードン (特性。毎ターン、山札から2枚このポケモンにつける。発動条件有り)
  • バシャーモ (特性。毎ターン、トラッシュから1枚ベンチポケモンにつける)
  • 火打石 (グッズ。山札から4枚手札に)
  • カキ (サポート。山札から4枚好きなポケモンにつける)

厳密にはエネルギー加速とは異なりますが、異なるタイプのエネルギーもすべて炎エネルギーとして扱うことができます。自分の場の炎エネルギーの数を参照して攻撃する技で活用することができます。

  • バクフーン (特性。毎ターン、自分の番の終わりまでエネルギーをすべて炎エネルギーとして扱う)

草タイプ

エネルギーをトラッシュして加点する技が少ないため、エネルギー加速する手段が限られています。

  • クワガノン (特性。毎ターン、山札から2枚好きなポケモンにつける)
  • ツボツボ (特性。1回だけ、山札から3枚トラッシュ)
  • ラランテスGX (技。トラッシュから2枚このポケモンにつける)
  • アルセウスPR (技。山札から3枚好きなポケモンにつける。発動条件有り)
  • バタフリー (技。山札から3枚好きなポケモンにつける)

厳密にはエネルギー加速とは異なりますが、付けた草エネルギーを2倍として計算することが可能です。

  • フシギバナ (特性。草エネルギーの枚数x2として扱う)

草タイプでのエネ加速については別途個別記事を作成しました。もしご興味ありましたらこちらの記事をお読みください。

草タイプは要求エネルギー数が多いポケモンがあまりいないためか草専属のエネ加速要員がいません。雷タイプのクワガノンを使ってエネ加速することになります。

超タイプ

超タイプは変則的な攻撃方法が豊富です。自分が気絶したら相手を道連れにしたり、相手の場のダメカンを移動する絡み手的なワザを持っています。超専用グッズの「のろいのおふだ」でもダメカンを撒くことができます。

一方、エネルギー加速といえば、カラマネロの「特性:サイコリチャージ」またはアーゴヨンの「特性:チャージアップ」のどちらかの型が多いです。

  • カラマネロ (特性。トラッシュから1枚ベンチポケモンにつける)
  • アーゴヨン (特性。トラッシュから1枚このポケモンにつける)
  • メタグロスGX (特性。トラッシュから1枚バトルポケモンにつける)
  • オドリドリ(特性。1回だけ、山札から2枚手札に)
  • スターミー (技。山札から3枚好きなベンチポケモンにつける)

悪タイプ

SM環境では目立ったエネルギー加速方法はなさそうです。

スターターセット TAG TEAM GX「ブラッキー&ダークライ」デッキに入っているマニューラGXの登場によって汎用性の高いエネ加速が可能になりました。「特性:シャドーコネクション」は悪エネルギーの付け替えができます。

サメハダーの「特性:ごうよくしんか」または、ガオガエンGXの「特性:スカーチャージ」で、山札から悪エネルギーの持ってきて、「特性:シャドーコネクション」によってエネルギーを付け替えることができます。

  • ダークライPR (特性。1回だけ、手札から2枚このポケモンにつける)
  • ガオガエンGX (特性。山札から3枚このポケモンにつける)
  • マニューラGX (特性。自分の場のポケモンから1枚好きなポケモンにつける)
  • サメハダー (特性。山札から最大6枚このポケモンにつける。不確定)
  • アクジキングGX (技。トラッシュから最大5枚このポケモンにつける。不確定)

水タイプ

未調査。

昔はダイブボールがありましたがSMレギュレーションには存在していません。

  • カメックス (特性。山札から最大6枚すきなポケモンにつける。不確定)
  • ヌオー (特性。ベンチポケモンから1枚バトルポケモンにつける)
  • アクアパッチ (グッズ。トラッシュから1枚ベンチポケモンにつける)

フェアリータイプ

未調査。

  • サーナイトGX (特性。毎ターン、手札から1枚好きなポケモンにつける)
  • ニンフィアGX (技。山札から3枚手札に)
  • マツリカ (サポート。山札から1枚好きなポケモンにつける)
  • サーナイト&ニンフィアGX (技。山札から2枚ベンチポケモンにつける)

闘タイプ

未調査。

技の必要エネルギーが少ないポケモンが多いです。闘デッキでエネ加速している人をあまり見ません。

ドラゴンタイプ

未調査。

  • ヒガナ (サポート。手札から2枚自分のドラゴンポケモンにつける)

汎用タイプ

タイプに依存しないエネ加速要素です。

  • ソルガレオGX (技。トラッシュから2枚バトルポケモンにつける)
  • トキワの森 (スタジアム。毎ターン、山札から1枚手札に)

ウルトラビースト

タイプに依存しないエネ加速要素です。ウルトラビーストのみ使用することができます。

  • ビーストリング (グッズ。山札から2枚までウルトラビーストにつける。発動条件有り)

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このほかにもポケモンカードゲームについて書いています。記事の一覧をまとめていますので、こちらのページをご参照ください。よろしくお願いします。

*1:相手の手を妨害する方法も用意されていますが、どちらかといえば主流派ではありません。