.NETアプリケーションではJSONよりもXMLの方が簡単に扱うことができます。
サードパーティ製のライブラリでは「JSON.NET」が有名ですが、本記事では標準ライブラリだけを使ってJSONをパースしてみましょう。
JSONデータのパースをおこなうためのクラスが、Windowsストアアプリでは用意されています。Windows.Data.Json名前空間のJsonArrayクラスやJsonObjectクラスを使用します。
private void buttonReadJson_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { var jsonData = @" [ {""id"" : 1}, {""id"" : 2} ]"; // JSONのデータ配列をパースする var array = default(JsonArray); var isSuccess = JsonArray.TryParse(jsonData, out array); if (!isSuccess) { // パースに失敗 return; } foreach (var item in array) { var obj = item.GetObject(); Debug.WriteLine("id: {0}", obj["id"].GetNumber()); } }
JsonArray.Parseメソッドに文字列型のJSONデータを与えることで、パースをおこなうことができます。出力は以下のようになります。
id: 1 id: 2