酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

Windows 8にWindows Phone SDK 7.1(7.1.1)をインストールする方法

2012/8/17現在Windows Phone SDKのサポートOSにWindows 8が含まれていません。本記事は、Windows 8 Release Preview用として書いたものですが、少し記事の修正をおこないWindows 8 ProおよびWindows 8 EnterpriseでWindows Phone SDKを使う方法を紹介しています。

大西さんのブログで言及されているので既にご存知の方が多いのかと思っていたのですが、意外と詰まっている方が多いので改めて書いておきます。

VS2012でWP7アプリ開発をすることはできません

2012/8/17現在、Visual Studio 2012を使ってWindows Phone 7アプリケーションの開発をすることができません*1ので、Visual Studio 2012とVisual Studio 2010を共存させる必要があります。

ここでは、Windows 8に対してWindows Phone SDK 7.1(7.1.1)をインストールする方法についてご紹介します。

何も考えずにWindows Phone SDK 7.1をインストールすると、以下のようにXNA Game StduioやXNA周りのWindows Phone SDK拡張コンポーネントのインストールに失敗した旨が表示されます。

このままでもMicrosoft.Xna.Framework名前空間を使用せずにSilverlight for Windows Phoneのみを使って開発をすることはできますが、Pictures Hubなどへのアクセスやその他諸々、XNA Frameworkを使わずにWindows Phoneアプリを書いている方は少ないと思います。

Windows 8 にWindows Phone SDK 7.1をインストールする

後述していますがいくつか参照用にピックアップしているウェブサイトを読んで頂ければ、Game Studioのインストールしている原因の詳細が分かります。要するに必要なコンポーネントが足りていないのが原因ですね。

Games for Windows マーケットプレース クライアント」をダウンロードします。

ダウンロード後、インストーラを起動するとLive IDを聞かれます。有効なLive IDを入力して頂くとインストールが開始されます。

インストールが完了すると以下の画面が表示されます。[閉じる]ボタンでインストーラを終了させてください。

Games for Windows マーケットプレース クライアントのインストール後にWindows Phone SDK 7.1をインストール、または修復をおこなってください。XNA Game Studio周りのエラーが発生せず、正常にインストールできると思います。

Windows Phone SDK 7.1.1を入れないとエミュレータが起動しない

Windows Phone SDK 7.1に付属しているWindows Phoneエミュレータは、Windows 8に対応していません。[F5]ボタン等でデバッグ実行するとエラーが発生しますし、エミュレータ単体での起動にも失敗します。

この問題に関しては、Windows Phone SDK 7.1.1 更新プログラムを入れないと解決しません。

Windows Phone SDK 7.1.1 更新プログラムまで導入して頂いて、初めてWindows 8でのWindows Phone 7アプリケーションの開発を実施することが出来ます。

*1:ただ、今のところVS2010でWindows Mobileアプリ開発を切ったように、サポートを打ち切りという宣言はされていないので、今後VS2012でWP7アプリが開発できるようになる可能性はあります