嫁に連れられて軽井沢へ行きました。実は、軽井沢って別荘がたくさん並んでいる避暑地ってくらいしか知識がありませんでした。
今回、軽井沢が長野県にあるのを初めて知りました。てっきり練馬辺りにあるものだとばかり思っていました……。まさか高速道路を使って2時間半かかるとは。
長野県軽井沢町に行く前に、途中群馬県安中市へ寄りました。左手側に上毛三山のひとつ妙義山が見えます。
上毛三山の残りは、艦これでも有名な戦艦名の由来にもなった榛名山、赤城山。妙義も戦艦名として検討されていたけど聞き取りにくいので却下されたとかなんとか。「榛名は大丈夫です!」
安中から軽井沢に向かうためには、碓氷峠を超える必要があります。その途中に電車(というかディーゼル車?汽車?)を撮影するために撮り鉄の人たちがカメラの準備をしていました。
しばらく待っていると……なんか来たー!SLか!!*1
後々聞いた話によると、この線路は信越本線で現在の終点は横川駅。碓氷峠を越える横川駅-軽井沢駅間を碓氷線(横軽線)と呼ぶらしい。碓氷線は新幹線の開通と共に廃線となり、現在は横川駅-軽井沢駅の間はバスが運行しているらしい。
碓氷線が廃線になる前、国鉄でトップの急勾配を越えるためのED42っていうパワーのある電車と接続する必要があり、横川駅で長時間停車していた。暇を持て余した乗客たちで賑わったのが、峠の釜めしで有名な「おぎの」。横川駅を出てすぐにあります。
峠の釜飯、1,000円。味が良いので横川駅に行ったら是非お立ち寄りください。
なお、空き釜は持って帰れる模様。でも家で釜飯作らない(作れない)よね……。
横川駅からは碓氷線の廃線跡を熊ノ平駅まで実際に歩くことができます。その熊ノ平駅の手前にあるレンガ造りの橋が碓氷第三橋梁(通称:めがね橋)。レンガを202万個積み上げて作ったらしい。よく明治時代にここまで立派なものを作ったものだ。
メガネ橋の上から見下ろした風景。本当、この峠でよく電車を走らせようとしたな……
峠を越えると軽井沢に着きます。軽井沢の見晴台で、群馬県と長野県の境目を見てきました。
この境目は近くにある熊野皇大神社まで続いています。この神社は中山道の要所にあったため、大変賑わったそうです。
本宮は1つなのに管理が別々の宗教法人によっておこなわれていて、お賽銭箱が2つ並べて置かれています。少し歪なことになってる……。
この歪な状態は昔から続くらしく、信濃国(長野県)と上野国(群馬県)の国境だったため、何かと揉めことがあったらしく寛文2年(1662年)には現在の運営に至る取り決めがおこなわれたそうだ。
*1:実際には横山駅に向かう時には機関車部分はお尻側に着いているためディーゼル車に牽引されている、でも汽笛は鳴るよ!