本日、2014年4月8日にWindows XPとOffice 2003のサポートが切れます。
Windows XPを使い続けることによるリスクについては様々なメディアで放送されている通りです。リスクとそれに対する対応についてはマイクロソフトの公式ページ「Windows XP、Office 2003 サポート終了の重要なお知らせ | Microsoft」を見てみましょう。
個人的には今までWindows XPを長い期間使ってきた方(または企業)は、移行先のOSのサポート終了までPCのリプレースをおこなわない可能性が高いと考えていて、最新のWindows 8.1へのアップデートをお勧めしています。
「業務上の都合でどうしてもWindows XPから移行できないんだ」という方向けには、以下の記事が参考になります。会員登録しないと読めなくなってしまいましたが、ザックリと言ってしまうと「ネットワークから隔離しよう」ということが書かれていました。
モダンUI(マイクロソフトデザインスタイル)のスタートスクリーンが嫌いという反応があるのは理解しているので、リスクとコストを考慮した上で各自の好みに合う(自分が満足する)「Windows 7」や「Windows Vista」などに乗り換えれば良いのではないかと思います。
Windows製品のライフサイクル
さて、このエントリを書いたのは、Twitterでサポートの終了を理由に「Windows XP」からの移行先に「Windows 7」を勧めているのを見たからです。
前節に書いた通り、サポート期間を理由にするのであれば、3バージョン前*1の「Windows 7」を勧めるのは妥当なのかな?と思います。Windows 7は、2020年に延長サポートが終了してしまいますので。
そこで、皆様が使われているWindowsの延長サポートの終了日がいつなのか、下記の通りまとめてみました。
リリース日 | 製品の販売終了 | 延長サポート終了 | |
---|---|---|---|
Windows XP | 2001 年 12 月 31 日 | 2008 年 6 月 30 日 | 2014 年 4 月 8 日 |
Windows Vista | 2007 年 1 月 30 日 | 2010 年 10 月 22 日 | 2017 年 4 月 11 日 |
Windows 7 | 2009 年 10 月 22 日 | 2013 年 10 月 31 日 | 2020 年 1 月 14 日 |
Windows 8 | 2012 年 10 月 26 日 | 2014 年 10 月 31 日 | 2023 年 1 月 10 日 |
Windows 8.1 | 2013 年 10 月 18 日 | 未確定 | Windows 8と同じ |
今回、Windows XPのサポート終了に伴い、何故大騒ぎになっているかというと延長サポートが切れてしまうからです。延長サポートが切れてしまうと、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなってしまいます。
セキュリティ更新プログラム以外にも提供されなくなるサポートがたくさんあります。気になる方は下記のページをご覧ください。「メジャーストリームサポートフェーズ」と「延長サポート」の違いについても書かれています。
繰り返し書きますが、リスクとコストを考慮した上で各自の好みに合うOSに乗り換えれば良いのではないかと思います。
さいごに
特にこだわりがなければWindows 8.1を使ってみてください。たぶん使っていると慣れると思います。
おわり。
*1:最新から順にWindows 8.1 Update、Windows 8.1、Windows 8