読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

GengoとConyac、クラウド翻訳サービス各社の翻訳品質と価格を調べてみた

英語

少し前にアプリを作ったときには嫁の友達(留学生)の力を借りて、英語・韓国語・中国語のリソースを作成して多言語対応しました。日本語がわかるネイティブの指摘は本当に助かりました。

これはタイミングがピッタリ合ったからできたことで、友人たちの手を借りれないときにはどうするのか?僕は普段クラウド翻訳サービスを利用しています。

最近ですとWindowsストアアプリ向けアプリのPixishareはそこそこ時間を掛けて作ったので、英語の翻訳はすべてクラウド翻訳サービスを利用しました。本当は自分で英訳できるのが良いんだけどね。

さて、クラウド翻訳サービスといえば、深津さんに教えてもらって以来ずっと「Gengo」を使ってきたのですが、今日Twitterで話題になっていた「Conyac」というクラウド翻訳サービスや、クラウドソーシングサービスでの英訳など続々と人力翻訳サービスが登場してきているようです。

このように同業種のサービスが増えてくると競争が活発になってきます。利用者としてやはり気になるのは値段と翻訳品質です。

そこでTwitterで拾った任意のツイートを元に翻訳の依頼をおこない、品質と値段の調査をしたいと思います。さっそく調査に使用するサンプルを紹介しますね。

今回のサンプルツイート

僕が大好きな @numa08 です。

殺伐としたTLに癒しを与えてくれる存在です。開発で疲れた頭を「面白いこと言います」からの「ありがとうございました」で柔らかくしてくれます。

このツイートは日本語ネイティブにしか伝わらない(だろう)崩した口語で、翻訳者の方にとっても難易度が高いのではないかと考えチョイスしました。

さて、この文章の翻訳をお願いしてみましょう。

Gengo

f:id:ch3cooh393:20140214015230p:plain

言わずと知れたクラウド翻訳サービス「Gengo」です。

翻訳者はGengoが用意したテストを受けなければ、翻訳者として作業することができないため、翻訳品質が高いことが特色です。

今回Gengoを使うのは4,5ヶ月ぶりだったのですが、翻訳依頼の手順が若干わかりにくいなと思っていたフォームが一新されて、間違えのないウィザード方式(って言ったらいいのか)に変わっていました。基本的にポチポチしていくだけで依頼が完了します。

依頼の中で翻訳の品質をたずねてきます。ソーシャルサービス向けの翻訳で最適な品質は「スタンダード」を推奨されたので、品質をスタンダートに設定しました。

Gengoでは翻訳精度を高めるために「トーン設定」をすることが可能です。サンプルのツイートは、相当崩した日本語であると考えたため「口語体」を選択しました。

f:id:ch3cooh393:20140214015301p:plain

価格

Gengoは品質レベルと文字数に応じて料金が変わります。

品質レベル 価格
スタンダード \4/文字
ビジネス \7/文字
ウルトラ \10/文字

この課金の仕方はとても直観的で分かりやすいです。計算してみましょう。

13文字x4円=57

今回掛かる費用は、57円でした。

翻訳結果

Gengoから提示された納品時間は6時間でした。

とは言ってもタイミングが良ければ翻訳者が付いてすぐに翻訳されます。前回は600文字くらいの翻訳を依頼したのですが3時間ほどで返ってきて驚いたのを覚えています。

今回は文章が短いのもあり、前回よりも早く翻訳が完了しました。3:23に翻訳依頼、4:57に翻訳完了でした。

Would you please just stop talking to little girls about alcohol?

Conyac

f:id:ch3cooh393:20140214015245p:plain

Conyacの特色といえば翻訳結果をパブリックに公開しているというところでしょうか。

今だけのサービスかもしれませんが、Conyacに会員登録すると250ポイントが付与されます。このポイントを使えば、日本語から英語への翻訳で、720文字までのLight翻訳が1回、もしくは250文字までのStandard翻訳が1回可能です。

「ネットの翻訳サービスって使ったことないけど心配じゃない?」と考えられている方には、お金を使うことなくお試しでConyacを利用することができます。気に入ればそのまま利用を続けることができます。

翻訳を依頼するときには、タイトル、テキスト、翻訳者への補足説明を入力します。このあたりはGengoの旧UIとよく似ているので既にGengoを使っている方は間違えることなく使うことができると思います。

f:id:ch3cooh393:20140214021941p:plain

翻訳依頼をこのまま出せるのかと思いきや、右側のオプションの選択と清算画面へボタンがdisableになったままで次に進めなくなりました。

よく読んだらわかるのですが言語のペアを選択する必要があったようです。「日本語」から「英語」とプルダウンメニューから選択して次の画面へ進みます。

f:id:ch3cooh393:20140214021932p:plain

依頼確認画面が表示されます。この時ダブルチェックオプションやお気に入りの翻訳者を指名するオプションを付けることができます。

f:id:ch3cooh393:20140214021924p:plain

価格

Conyacの料金形態はポイント制になっています。まずポイントを購入してから翻訳を依頼する形になります。前述したように初回登録者であれば250ポイントが付いてきますのであまり気にしなくて良いのかもしれません。

プラン LIGHT翻訳 STANDARD翻訳
価格 200 pt / 翻訳依頼 1pt/文字
文字数 720文字(日中韓は240文字) 無制限
翻訳者 ランダム 一定の評価以上の翻訳者
翻訳結果の公開 公開 非公開

ちなみにLight翻訳プランの場合は、翻訳者のレベルがランダムになるだけでなく、翻訳結果が「公開翻訳一覧 - Conyac」で公開されてしまいます。

月1,500円で1,000ptの特典が付与されるLightの非公開プランに入ることで、Light翻訳でも翻訳結果を非公開にすることが可能なようです。

今回は、翻訳の品質をチェックしたいので評価の高い翻訳者によるStandard翻訳を選択しました。

翻訳結果

翻訳されるのが滅茶苦茶早かったです。翻訳依頼をしてトイレに行って戻ってきたらもう翻訳が終わってました。

タイムスタンプを確認すると、02:09に翻訳依頼、02:10に翻訳完了になっていました。今回の場合タイミングが良かったからだと思いますがビックリしました。

Don't tell young girls about liquors.

Google翻訳

おまけその1。

個人的に機械翻訳で主力として使っているGoogle翻訳です。

iOS 7だったりWindowsストアアプリだったり新しい技術が出てくる度に、今までの問題なくつかえていたAPIが使えなくなったり使い方が変わったりします。

都度、Stack Overflowdで同じ問題で困っている同志がいないか調べるのですが、僕の英語レベルでは意図が理解できないことが多々あります。

Yo~o crap such as the story of the little girl liquor

「~よぉ」の部分が「Yo~o」になってしまっていて、文章としておかしくなっているのが分かります。

Excite翻訳

おまけその2。

Google翻訳より前から使っていた記憶があります。機械翻訳の超老舗「Excite翻訳」ですね。同じ文章で翻訳してみました。

a little girl -- the talk of alcohol -- stop -- よぉ

こちらもまた「~よぉ」の部分が翻訳しきれず日本語のまま残ってしまっています。というより入力した文章が崩れすぎているのか、単語単語で翻訳されたようになっているのが分かります。

Bing翻訳

おまけその3。

「よぉ」の部分が機械翻訳的に難しいらしく表記がおかしくなる中、Bing翻訳を試してみました。機械翻訳勢の中ではもっとも英語っぽいです。

Stop drinking and stuff to the little girl?

stuffってどこから出てきたんだろう……。

まとめ

今回、GengoとConyacの比較を調べて分かったのは、ConyacのLight翻訳がかなり安いのが分かりました。

翻訳者の質がランダムなのが少し不安ではありますが、自分でチェックが可能でかつ公開されても良い文章であれば1文字あたり約2.4円で翻訳を依頼することが可能です。

質に関しては、サンプルとして抜き出した文章があれだったのですが、両社ともきちんと意味の通る文章に英訳してくださったので僕には差がないように思いますした。

もっといろんな文章の翻訳依頼をすると、差がハッキリするんでしょうけど……。

この記事を読んで、GengoやConyacのクラウド翻訳サービスに興味を持たれた方、実際に両社に翻訳依頼された方、俺はこんなところに気が付いたぞ…という体験談をブログ等に書いてくださると嬉しいです。僕も参考にさせていただきたいです。

あと最後に、@numa08さん、いつも面白いことをありがとう!

おわり。

追記

ありがとうございました。