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BREWプログラミング入門(3) BREWアプリ用のプロジェクト作成

BREWアプリ開発用のプロジェクトを作る

Visual C++ 6.0もしくは、Visual C++ .NET 2003の場合、Addinである「BREW Application Wizard」を使用すれば、30秒程でBREWアプリの雛形を作成することが可能です。

ただCH3COOH(酢酸)はVS2005を使用していますので、今回はVisual C++ 2005を使ってBREWアプリ開発用のプロジェクトを作成します。

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「Win32 プロジェクト」を選択し、ここではプロジェクト名を「hellobrew」とします。Win32 アプリケーション ウィザードが表示されますので、左のメニューから「アプリケーションの設定」を選択します。

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アプリケーションの種類は「DLL」を選択します。追加のオプションで「空のプロジェクト」を選択します。[完了]を選択して、プロジェクトを作成してください。

以上でBREWアプリ開発用のプロジェクトの作成は完了です。

BREWアプリとして必須のものを追加する

BREWシミュレータを使ってデバッグするにあたり必要となる作業となります。

BREW SDKにパスを通す

ツールバーから[プロジェクト]→[プロパティ]を選択し、hellobrew プロパティ ページが表示します。

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[構成プロパティ]→[C/C++]→[全般]を選択し、[追加のインクルード ディレクトリ]に

    $(BREWDIR)\inc
    $(BREWDIR)\src

を追加します。

AEE_SIMULATORの定義を追加する

BREWアプリは携帯電話で動きます。BREWシミュレータで動かす場合、本来の携帯電話向けCPUとは異なる為、「AEE_SIMULATOR」を定義する必要があります。

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hellobrew プロパティ ページから、[構成プロパティ]→[C/C++]→[プリプロセッサ]を選択し、[プリプロセッサの定義]に

    AEE_SIMULATOR

を追加します。

以上でBREWアプリとして必要なものの追加は完了です。

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