酢ろぐ!

カレーが嫌いなスマートフォンアプリプログラマのブログ。

freetel KATANAの名前から超薄型ケータイのことを思い出した話

さて、日本にWindows Phoneが4年ぶりに再上陸してからはや3ヶ月が経ちました。僕自身この間どたばたしていたのもあって本当にあっという間でした。おでコンにも参加できずじまいでした。

Windows 10 Mobileが控えているのもあってかWindowsケータイ建立の機運が高まっています。僕の周辺だけでいうと8割くらいはMADOSMAユーザーということで日々偏りを感じています。

マウスコンピューター(以下MCJ)とfreetelがほぼ同時のタイミングでWindowsケータイへの参入を発表して、おでさんを中心に心ウキウキしていたのを覚えています。結果としてはMCJはWindows Phone 8.1を搭載したMADOSMAを先行して発売したことでfreetelよりも先んでる形になりました。

対してfreetelはWindows 10 Mobileの正式リリースを待つこととなり、当初Windows Phone 8.1搭載予定であった「Ninja」は発売されずじまいでした。代わりに出てきたのが「freetel KATANA」です。KATANAの詳しい情報はおでブログに任せることにします。

さて、今日の話題はその「freetel KATANA」のKATANAの部分の話をしたいと思います。

その昔、新機種が出るごとにケータイの乗り換えていたミーハーの僕にはKATANAという名前には懐かしいものを感じました。

そうです、2006年にSanyoから出ていた「Sanyo Katana」(SCP-6600)です*1

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当時、ケータイといえば高スペック化戦争真っ盛りで、デバイスそのものも高性能なチップセットとバッテリーを載せるために大きくなる傾向にありました。その流れに逆らってヒットしたのが超薄型ケータイのシリーズです。限界まで薄くしたケータイには刃を彷彿をさせる名前が付けられていました。

超薄型ケータイ人気の流れを作ったのが2004年に発売された「Motorola Razr」でした*2。爆発的なヒットだったのは知っているんですけれど、調べてみたらiPhone 3Gが登場するまで3年間王座を守り続けたというくらいの人気っぷりだったようです。

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2005年に発売された「Samsung Blade」(SPH-A900)なんかもその系譜ですね*3

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英語でブレードというとというよりもヘリコプターのプロペラみたいな薄い板状のものを指したりするんですけれど、Razrからの流れを考えるとこの場合は刃(もしくは刀剣)としてのブレードを指すんだと思います。

最近ではSamsungはBladeをリスペクトしているのか「Galaxy Note edge」や「Galaxy S6 edge」といったスマートフォンを出していますね。こっちは薄いというより両端の先端(エッジ)を強調した名前かもしれませんが。

そして完全に初耳だったのが、Twitterで教えてもらったSHARPのノートパソコン「メビウス」です。かつてはCMをバンバンやってましたが、2010年以降SHARPはノートパソコンを作らなくなってしまってから名前を聞かなくなっちゃいましたね。

メビウスにはいろんなシリーズがあるのですが、なかでも2001年発売のMT・MMシリーズは通称ムラマサ*4と呼ばれているみたいです。実物を見たことはないのですが、やはり薄型が特徴だったようです。

刀や刃を連想させるものは「薄型」を連想させ、カタナやムラマサといったSAMURAIにまつわるものは「高品質な日本製品」を連想させるのでしょう。バイクの「Suzuki Katana」は後者を連想させるネーミングですよね。

ここまでズラズラとKATANAから超薄型ケータイについての話を書いてきたわけなんですが、「freetel KATANA」のKATANAに込められた意味は「薄型」でなく「高品質な日本製品」の方でしょうね。

http://ascii.jp/elem/000/000/986/986710/

この記事ほ出だしの部分から引用します。

世界における日本の製品への信頼度の高さ、日本の物作りの素晴らしさに対する理解度は、まだまだ強いものがある。そこで、日本で設計し製造した製品を世界に向けて発信し世界一を取る、そういう理念を持ってプラスワン・マーケティングを設立したそうだ。

かつてのSanyo KATANAのように、世界の人たちがfreetel KATANAを使って「KATANAイイね!」と言ってるのを想像すると嬉しくなっちゃいますね。

あと、どうでも良い話なのでここだけの話にして欲しいのですが、いままでメーカー名がfreetelだと思っていました。

*1:Google画像検索 https://www.google.co.jp/search?q=Sanyo+Katana&source=lnms&tbm=isch&sa=X より

*2:Google画像検索 https://www.google.co.jp/search?q=Motorola+Razr&source=lnms&tbm=isch&sa=X より

*3:Google画像検索 https://www.google.co.jp/search?q=SPH-A900&source=lnms&tbm=isch&sa=X より

*4:徳川家康が嫌ったと言われていてRPGにはよく妖刀としてでてくる村正に由来。

【2015/8/31まで】Windows Phoneアプリ開発者は無料でXamarinのライセンスがもらえるよ!

C#でiOSやAndroidのアプリを開発できる「Xamarin」のライセンスを無料で入手できるキャンペーンをやっているようです。

Xamarinの代理店エクセルソフトの田淵さんのブログによると……

2015/8/17 以前に公開された Windows Phone アプリ個人開発者に無料の Xamarin Business ライセンスが提供されます! Windows Phone 7 アプリはダメよ。とかは書いていないのでワンチャンあるで!!

とのこと。いままでにWindows Phoneアプリを公開したことのある方にワンチャンみたいですよ。応募に関しての要件に関してはブログを参考にしてください。

ytabuchi.hatenablog.com

Xamarinはもともと無料で利用できるのですが、無料で使えるエディションは(個人的には)サイズの制約が厳しいので、ライセンスをゲットしてXamarinの本領発揮を味わってほしいです

おでコンで早期申請していた方にも朗報!

また、Windows Phoneアプリコンテストの「おでコン」に8/17以前に応募している方は対象になると思いますので、Xamarinライセンスをもらっちゃいましょう。

odecon.azurewebsites.net

ついに @od_10z から開催予告が出ました!非公式Windows Phoneアプリコンテスト「おでコン」開催です!

日本でWindows Phoneを盛り上げようと、おでさん(@od_10z)個人でアプリコンテストを開催することになっていたのは記憶に新しいですが、ついにスケジュールやコンテストの審査基準などが発表されました。

まだ予告時点の正式なものではないとしながらも詳細まで詰めており、今後予定はブレなさそうな感じがします。

おでコン(仮)、やるってよod10z.wordpress.com

スケジュール的には、8月末までアプリの受付9月中旬に受賞作品の発表とのことなので、おでさんと一緒にWindows Phoneを盛り上げていきたい方々は是非ご参加ください。

このコンテストの攻略方法としては、日本でのWindows Phoneの知名度向上のために活動しているおでさんが主催ということで、趣味に走ったアプリよりも「毎日使ってしまう/使いたい普段使いに適したアプリ」が評価が高いのかもしれません。知らんけど。

あくまでも個人で開催するコンテストなので、あまりおでさんにプレッシャーがかからないようにしてあげてくださいね。

それでは、よろしくお願いします。

Lumia 636が届きました!

本日、帰宅すると香港からの荷物が届いていました。

4/11の晩に注文してから4日で届きました。前回HTC 8Sを買った時には翌々日には届いていたので、今回はちょっと時間が掛かりましたね。

HTC 8Sの時もLumia 800のように高級感漂うハイエンドなパッケージではなかったと書いた記憶があるのですが、Lumia 636もそれよりも安っぽいパッケージのような……廉価モデルだから仕方がないのかもしれない……

スライドさせると本体が出てきます。

Lumia 636の充電口は底面、イヤホンを刺す口は天面のスタンダードな構成です。

蛍光灯の下でiPhoneのカメラではオリジナルの色合いを撮るのが難しいのですが、かなりドギツイ蛍光オレンジです。街中で持っていたらすごい目立ちそう。ピンクがあればよかったのになぁ。

電源ボタンを頑張って押しても何度押してもディスプレイがつきませんでした。バッテリーを装着するために、背面ケースを脱がしているところです。

(中文の種類がやたらあったのが気になりますが)なんと日本語がプリインストールされているみたいでした。これは嬉しかったです。

起動直後のホーム画面。謎のアプリがいくつかインストールされていました。

さて、Lumia 640が発売間近な今、Lumia 636に手を出したのは「Windows 10 for PhonesのTechnical Preview」をインストールするためです。時間を見つけて触っていきたいですね。

マウス、Windows Phone出すってよ

今朝一番にWindows Phoneのニュースが飛び込んできました。

マウスコンピューターがWindows Phoneベースのデバイス開発契約を締結して、Windows Phone ベースのデバイスの開発に着手しているということです。

株式会社マウスコンピューター(代表取締役社長:小松永門、本社:東京都、以下「マウスコンピューター」)は、Windows Phone ベースのデバイス開発契約を締結し、Windows Phone ベースのデバイスの開発に着手していることをお知らせいたします。

弊社では、マイクロソフトの一つの Windows で幅広いデバイスをサポートするという取り組みを強く支持しており、従来のデスクトップパソコン、ノートパソコンに加え、ワークステーション、タブレットパソコンなど、製品カテゴリを拡充して参りました。新たに、今後さらなる需要の拡大が見込まれております Windows Phone をベースとした製品を最新ユビキタス端末としてラインナップ化することにより、いつでもどこでも、ネット上の動画や音楽コンテンツの視聴、ウェブブラウジングや、オフィスソフトウェアが同じ OS プラットフォーム上にて実現し、需要の拡大を図っていきます。

なお、現時点では LTE 対応 SIM フリーを予定しております。詳細な製品構成や販売時期につきましては、改めて後日発表させていただきます。

Windows Phone 「ベース」のデバイスということでFZ-E1(Windows Embedded 8.1 Handheld)なのか、Windows 10の電話なのかが気になるところですね。

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先人たちがFZ-E1を指して「それは電話というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった」という言葉を残したこともあるように、FZ-E1を普段使いするには厳しいです。

普通の電話サイズで日本国内で気兼ねなく使えるWindows Phoneが出るのは今から楽しみですね。

追記(2015/2/23 18:20)

この時期からWindows Phone OS 8.1を採用するとは考え難い*1ので、Windows 10 for Phoneは確定かもしれませんね。

*1:でも当初はWP8.1として出してWin10リリース後にアップデートで対応は有り得るかも

Windows Phone 8.1 Developer Previewが来週の頭に出るみたいですよ

昨日、Twitterで「Windows Phone 8.1 Developer Preview」がまだ出ていないことを教えて頂きました。元々4月前半という話だったので、Build 2014の次の日あたりに提供されているものだとてっきり勘違いしました。

Windows Phoneの責任者であるベルフィオーレ氏は11日、開発者向けバージョンである「Windows Phone 8.1 Developer Preview」を来週初めにリリースすることを明らかにしました。

Windows Phone 8.1開発者向け来週配布 | ガジェット速報

「Windows Phone 8.1 Developer Preview」を試す方法に関しては、こちらの記事(英語)が詳しいです。

Preview for Developers app is basically an app that configures your phone to receive developer previews of software updates that are yet to be released by Microsoft.

Download the app from this location and install it on your Windows Phone handset.

Getting Windows Phone 8.1 developer preview first; final version on the day it is released by MicrosoftTechie News

高橋忍さんが、Windows Phone 8.1 Developer Preview導入の際の注意点について自身のブログに書かれているので読んでおきましょう。

しかし、あまりCortanaに魅力を感じn……

Windows Phone 8.0でGoogle AdMob SDKを参照しようとするとエラーが発生して参照できない問題に対応する

Google AdMobでの収益っていつの間にかGoogle AdSenseに統合されていたんですね。気付きませんでした。Google AdSenseの商品別集計欄にGoogle AdMobの情報が載っていて驚きました。

さて、Google AdMobの広告をアプリ内に掲載するためには「Google Mobile Ads SDK」を使用します。iOS、Android(Gogole Play)、Windows Phone 8向けにそれぞれSDKが用意されています。

Windows Phone 8で広告を掲載するには、上記のURLから「googlemobileadssdkwindowsphone8.zip」をダウンロードして、zipを解凍してGoogleAds.dllを参照するだけなのですが、表題の通り僕の環境では何故かエラーが発生してしまっていました。

プロジェクトに追加できないエラーを発生させる

参照マネージャーで「GoogleAds.dll」を参照して、OKボタンを押します。

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どーん。下図のようにエラーが発生します。

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ダイアログには以下のように表示されていました*1

Microsoft Visual Studio

より新しいバージョンのアセンブリまたは互換性のないアセンブリへの参照は、プロジェクトに追加できません。

英語の場合は、下図のように表示されます。

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ダイアログには以下のように表示されています。

Microsoft Visual Studio

A reference to a higher version or incompatible assembly cannot be added to the project.

これのダイアログを見て、「GoogleはVisual Studio 2012でビルドしたdllを作っているので、Visual Studio 2013では使えないんだな」と勝手に判断して、数ヶ月この問題を放置することとなりました……

疑問編

Twitterでたまたまアプリ内広告について話をしている時に、前述したエラー内容の旨をツイートすると、「Visual Studio 2013でGoogle AdMobの広告の表示問題なくできているよ」とリプライを頂きました。

再度、「Visual Studio 2013 Update」と「Google Mobile Ads SDK for Windows Phone 8 v6.5.11」 の組み合わせで試してみるとやはりエラーが発生しました。

エラーダイアログの内容を改めて吟味すると、一昨日リリースされたばかりのVisual Studio 2013 Updateを使っているのに、それよりも新しいバージョンのアセンブリへの参照は、プロジェクトに追加できません。とエラーが発生するのはおかしいのではないかと疑問が湧いてきました。

解決編

原因は、セキュリティブロックが有効になっているのが原因でした。ブロックを解除することでVisual StudioからGoogleAds.dllを参照することができるようになります。

ネイティブのエクスプローラで、GoogleAds.dllを右クリックしてコンテキストメニューを表示させて、プロパティを単託します。

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プロパティダイアログの一番下にセキュリティの項目があります。「ブロックを解除」をクリックすれば、GoogleAds.dll を参照することができるようになります。

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おわり。

*1:あまり見かけないエラーダイアログのせいなのか和訳がちょっとおかしい気がする